厳しかった全日本、ついに終わりましたね。
本当に、厳しかった。
テレビを通して見守っていたファンでさえ、こんなに疲労困憊しているのですから、
現地応援に行かれた方々は、恐らくは廃人状態かと・・・。
いえ、それ以上に、というか、比較するのも失礼千万な話ですが、
出場された選手の方々は、全力を出し切って、もう、一滴も何も残っていないというくらいに、
燃え尽きてらっしゃることと思います。
すべての選手の方々にお礼が言いたいです。
戦い抜いた、その精神力に心からの敬意を捧げます。
その向こう側にある、毎日の鍛錬は、
私たちの想像を超えたものでしょう。
私たちは、このような戦いの場を共有することで、
ほんの少し、そこに至る道筋の厳しさに思いを馳せるのが精一杯。
だけども、
そうやって、たった数分間の「本番」に向けて、
1年間、全力を傾けてきた選手の方々を見ているだけで、
何かに打ち込むこと、
その厳しさと美しさを感じ取るのです。
そうやって、私たちは、元気付けられ、
未来を向くことを学ぶのです。
子どもの頃、
私は、なぜ、テレビでスポーツの放送があるのか、
わかりませんでした。
自分が、選手として打ち込んでいた時でさえ、
わかりませんでした。
でも、今は、その意味、価値がはっきりと感じ取れます。
一部の隙さえも与えられない、この厳しい戦いを目の当たりにすることで、
どれほどのものを、
私たちが得られるか、学べるか、それに気づいたからです。
極限に挑戦する肉体と精神の戦いからしか、
伝えられないものがあるのだと、
だんだんと感じるようになったのは、
自分が子どもを産み、育てる立場になってからでした。
自分の子どもがアスリートになるかどうかはわからないけれども、
アスリート的な生き方ともいうべきものがあって、
その中に飛び込んでいく気概を持って欲しいと、
自分が感じていることに気づいてからでした。
もちろん、テレビというメディアを通じてではなく、
実際に頑張っている選手たちを目の前で見ることで、
もっともっと沢山のものが得られるのでしょう。
だけれども、
実際に、競技や練習の場に足を運ぶことは、
なかなかできないのが現実。
特に、子どもを育てている間は、
その価値を感じても、なかなか、そこまでできないのが実情。
そのような生活のなかで、
テレビを通じてでも、
限界に挑戦する選手たちの姿を、人生を、感じさせてもらえるということは、
貴重な「経験」だと思いました。
笑顔で有終の美を飾れた選手、
悔し涙を飲み込んだ選手、
それぞれの凄まじくも鮮やかに美しい姿に、
心からの敬意を表し、
ひとまず、この全日本の戦いに対する、私からの総括とさせていただきます。
では、
昨日のエキシビジョン、MOIから。
MOIといえば、楽曲に生演奏がついたりするので、
もしかしたら「花になれ」を演じてくれるかもしれないと期待していました。
実は私は、
「花になれ」については、色々な思いが激しく交錯してしまい、
まだ、ちゃんと整理をつけられていません。
もうちょっと落ち着いてから・・・と棚上げすることで、
全日本まで来ちゃいました。
おばかなファンだと笑ってください。
日本の新しいエースと華々しく報じられるこの少年が、
そのまま天上へ消えてしまいそうなくらいに痩せ細っていたことが、
ただただ痛ましく、
私はまだ、このゆづるくんの舞を楽しむところまで行き着いていません。
でも、
久々のロミオ、こんな形で見られるとは思いませんでしたね。
力強いステップとジャンプに、
この半年の成長ぶりを確認して嬉しくなった方、多かったのではないでしょうか?
では、動画、感謝してお借りします。
Yuzuru Hanyu - 2012 Japanese Nationals EX
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
よろしければ、こちら↓へも、ぽちりと応援お願いします(^-^)/
フィギュアスケート ブログランキングへ