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※全日本欠場であっても~ ”ニューヨークタイムズ”異例の緊急記事
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昨夜の記事に載せたニッカンスポーツの記事の中に、
非常に気になる言葉がありました。
画像:朝日新聞
「事故の予兆はあった。
非公開練習を回避した8日は熱を出し寝込んでいた。
病みあがりで臨んだ9日の公式練習では4回転ループでミスを連発。
ブリアン・コーチが「大丈夫か?」と尋ねると、
羽生は「大丈夫」と応え、さらに難しい4回転ルッツに挑戦。
それが、大けがにつながった。」
お気づきの方、いらっしゃるでしょうか?
「大丈夫?」って訊かれた時に、
若い日本人が返す「大丈夫です」という返事の意味は、
ちっとも「大丈夫」じゃないってこと。
画像:共同
「大丈夫じゃないって解っているんだけど、
大丈夫じゃないことを、
自分は許せない。
なんとか自力で解決させたいから、
放っておいてくれ」
という意味だということに。
特に、年長者からの「大丈夫?」っていう心配の声に対して、
若い人(子どもも含む)から発せられた「大丈夫」という言葉には、
こういった意味が含まれているように感じます。
つまりは、
大人に対する「大丈夫」っていう若い子の言葉は、
大丈夫じゃないけど虚勢を張ってることを示していることがあるってこと。
画像:朝日新聞(ロステレ)
例えば、
道端でダダこねてる2歳児に手を焼いてる若い母親がいた時に、
そのやり取りを聴いてみると、
母親の言葉が全然子どもの耳に入ってないことが見てとれて、
ちょっとだけ、かける言葉を変えれば良いのにな、
叱ったり諭したりするのではなく、
抱きしめてあげれば解決するかもしれないのにな。
ともかく、もうちょっと道の端っこに移動した方が安心だよ、
車にはねられちゃうよ、みたいな時、
私みたいなおせっかいオバちゃんが
「大丈夫?手をお貸ししましょうか?」
なんて声をかけたりした場合、
百発百中で、この答えが返ってきます。
「大丈夫ですっ(`×´)」
あんたみたいな他人に何がわかるの、
余計なことしないでよって
目をサンカクにして睨みつけられたこともありましたが、
もうダメって顔なのに、
「大丈夫ですっ(><;)」って返事する方がほとんど。
大丈夫じゃないことは明らか。
それなのにね、大丈夫って言っちゃうんだよ、若いみなさんは。
画像:フォート・キシモト(ロステレ)
もう一つね、似た使い方をされてる「大丈夫です」がありますよね。
「要りません、不要です」という意味で、広く今、使われてますよね。
例えばレジで。
店員さんに「袋は要りますか?」って訊かれた時、
多くの日本人は
「いいえ、要りません」と断るのではなく、
「大丈夫です」と言って断ります。
「大丈夫」に相当する返事を、
結弦くんがどんな英語で口にしたかは分っていないけど、
日本人にとって「大丈夫」って言葉の意味は、
言葉通りに受け取れないのだということを、
ブライアンたちに今、きっちりと理解してもらいたいんです。
本人も、
虚勢を張ってる意識は無いかもしれない。
ただ、頑張り屋さんほど、
大丈夫じゃない時に「大丈夫」って言っちゃうクセがあるのだということに。
結弦くんも、
心に留めて欲しい。
画像:アフロ
なんとか乗り越えたい壁を前にした時の、
自分の心の動きを。
やっと熱が下がったところで、
全身の感覚がちょっと違う。
この感覚に合わせた跳び方を確認しておきたい。
そんな時、
身体の声を聴くよりも、
欲が勝っていないかと。
欲が邪魔して、
クワドルッツ、クワドループを跳べるような筋肉の状態かどうかを、
捉えきれなくなっていないかと。
思い出して欲しい、
大怪我をして、
それでも競技を続けると決意した中国大会で、
リンクに送り出す際にブライアンが言った言葉を。
「ユヅルの身体の状態は、ユヅルにしかわからない」
だから、きちんと身体の声を聴きながら、
エレメンツを選んで演技構成を変えていけよ、と。
(「お前にしかわからない」という一見突き放したような言葉の意味は、
「身体の声が聴こえるのは、お前自身だけだ」という意味だということ、
当時、すぐにはわからなかったけどね。後になって解った次第。)
今回の大怪我が、
まだ平昌五輪まで90日ある今で、ほんとによかった。
「壁を乗り越えたい。
そのためには、今、ガンガン練習したい」
って気持ちが勝り勝ちな結弦くんを押しとどめる役割が、
とにかく何よりも大切だって、
クリ家コーチ陣は、改めて実感していることと思います。
(トレイシーやブライアンのインタに、
ハビとは違って、結弦くんにはやり過ぎを抑えなければならないって、
言葉がありましたからね。。。。)
画像:共同通信(オータムクラシック)
結弦くんも、
猛烈に反省していることと思います。
日本スケ連が結弦くんを平昌五輪代表に選ばないってことは絶対にあり得ないので、
万全の状態になるまでは、
絶対にジャンプの練習をしないように、
自分の身体の声を聴く繊細さを、
しっかり取り戻してくださいね。
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最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。