「彼は自分を信じている」都築先生とお母様~SPUR4月号「スケートは人生だ」 | 見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

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励まされ、受けとめられて、初めて人は、生きていけるのかな?

コメント、嬉しいです。
励まされないと、何もできない性質なので・・・・。
って、いきなり弱気?

フィギュアスケートの羽生結弦選手を応援しています。

苦しい程に結弦くんが好きな方、ようこそ!

まだレビューしてなかったSPUR4月号。
タイマー起動での更新です。



平昌での結果が分かった直後、2月23日に出たSPURの4月号。

あの頃、さらっと読み飛ばしてしまってごめんなさい。ここに書かれた都築先生の言葉が、どれだけの愛と信頼とに満ちていたかを、やっぱり書いておかなくては・・・と。



「12回も世界記録を塗り替えた羽生こそが、

 『未知の世界』に挑戦できるスケーターだ



「私は羽生が一番強いと思っています。

 彼は自分を信じている。

 信じる力がずば抜けている

 その力をそのまま発揮すればいいと思います。」



思い出したのは、メダリスト会見での言葉。

「3カ月間のメンタルに関しては、自分の頭が先導してネガティブな方向に引っ張られることはなかったですけれど、

環境、状況、状態、条件、そういった外的要因にすごくネガティブな方向に引っ張られました。」
※【メダリスト会見】羽生選手「本当に誇りを持ってオリンピックの金メダリストになれた」



あの時の言葉の「外的要因」の中の、

最も重たいものが、

なかなか治らない右足首だったはず。


都築先生だって、百も承知。

だけれども、

「自分を信じろ」と。


自分がやってきたこと、

積み上げてきたもの、

その結果、身についた確かな技術と、

誰も追随できないほどの、完璧な美。



でも、こう続けたんです。

「今度ばかりは、ご苦労があると思います」

ご苦労?


それは、結弦くんのお母さんのこと。

「現在の羽生があるのは、ご家族、とりわけ

お母さまのお蔭
です。」


この言葉を最初に読んだ時は、

正直、私はよく分かっていなかったのだと思った・・・・。




やっと、この言葉の重みが分かったのは、

結弦くんの3冊目の自伝である『夢を生きる』を読んだ時。






インタの最中に、不意にこみあげてきたものに押し出されてしまった涙。

都築先生は、この母子の戦いぶりをずっと見守ってきたから、ご存じだったのだ。




結弦くんのお母さんが語ってくれる日は、いつか来るのだろうか。

どんな時にどのように支えたかを・・・・。



SPURには、

ほんの少しの具体的なエピソードを添えて、

「とても素敵な人だ」と、記されている。



聴いてみたい。

絶体絶命の身体をかかえ、待つだけの日々・・・


二人っきりでマンションの密閉空間にいるときに、

どんな風に接していたのか、

どんな言葉を交わしていたのか。



あるいは、

目の前で大怪我をした我が子を見た瞬間、

どうやって自分を保ったのか・・・。




同じ子を持つ親として、

その状況を我が身として想像することすら、

恐ろしいのに。



彼の母親は、乗り越えてこられた。


誰よりも近いところで、

支えてこられた。


あまりにも壮絶過ぎる。




でも・・・・・。





語らないのだろうな・・・・。



というか、

語らなくとも、

いいと思う。



いや、もちろん、

ただただ嘆息するためだけに、

そして、その裾野の部分だけでも、

理解させてもらうために、

知りたいとは、思うのだけど。


でも。

語ったからといって、

誰に、それを真似ることができようか。


・・・・ヽ(;´Д`)ノ・・・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。・・・・



都築先生の言葉をもう一つ。

「私は昔から彼に

 『夢を持って』

 『夢を追いかけろ』

 という言葉を使ってきました」


結弦くんが決して、身体が強い訳ではなく、

むしろ、持病と怪我、様々な病気と闘ってきたことは、

誰もが知っている。


逆境だからこそ、夢を?!


いや、夢をみたからこそ、

逆境に・・・・?!

・・・・溜息・・・・。゚(T^T)゚。





どんなに深い河を、

この母子は渡ってきたのだろうか。




対岸が見えないほどの大河を、

あるいは、

流れが急すぎて、どこに足をついて良いのかわからないほどの激流を、

しっかりと手を握り合って、

一歩一歩、着実に。




その険しい道の先にあったものが、

66年ぶりの五輪二連覇だったんだろうと、

ただ、ただ、

その道のりの厳しさに頭を垂れるだけ。



SPUR(シュプール) 2018年 04 月号 [雑誌]


スケートは人生だ vol.20
「結果にこだわるか、夢を追いかけるか
 究極の選択に懸ける思い」





最後に、宇都宮直子さんの結びの一言を。


「これが掲載になるころ、試合は終わっている。

 私は平昌にいる。

 次のエッセイを書いている。




 きっと、

 喜んでいる。









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清塚信也さんが語る結弦くんの凄さ
https://ameblo.jp/tuk-masa/entry-12393823171.html
羽生結弦カレンダー(ハゴロモ版)9/15発売


最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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