人間関係 | 月のベンチ

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両親の闘病記


人間関係がうまくいかないのは、7割方自分が悪いんだろうな、と思う。

愛想がない。
頼るのが苦手(面倒とも言う。自分の考え方や気持ちを相手に理解してもらえるよう手を尽くすのが面倒になるダウン
それなら自分でやっちゃえ!!となるのだ。
最初のうちは頑張るのだが、あまり同じことを繰り返されると、もういいや…自分で何とかする。となってしまう。

それがいけないんだろうな。


昔から、仕事でもそうだった。
今もそう。
病院でもそう。

上手に周りを立てながら、甘えていくのが大の苦手。

夏目漱石の『坊ちゃん』とは違うが、「子供のころから損ばかり」しているのは、性格のせいか。

こういう性格だから、本当に困っていても助けてもらえないことが多い。
自業自得かも。


前置きが長くなってしまった。

つまり、愛想も可愛げもないばかりに、外ではいろいろあるのだ。

父親や兄は、シングルで年下で、その上女である私に全部任せきりで、何とも思わないのだろうか?

男はひとたび外に出たら七人の敵がいるとよく言うが、私には七人どころではない。
母のことを「なるようにしかならない」と考える彼らには想像もできない『敵』という形のモノが数知れないのだ。
(もちろん味方もいる)





話が飛ぶが、一番最初に母の介護保険を申請したときのこと。
病院で調査員さんにアドバイスを受けたことがある。
『もし在宅介護をするなら、あなた(私)は別居した方がいい。そして、何か理由をつけてお父さんも介護申請した方が得。要支援でも何でもいいから。そうでないと、ヘルパーさんが入ってくれない。それが介護保険よ』と。

そのときの言葉、今ならよく理解できる。

国の考える“在宅介護”とは、いったい何なんだろう?