き2 | 月のベンチ

月のベンチ

両親の闘病記

ムセがひどくなる時間帯というものもあるのだろうか?
母はだいたい毎晩10時過ぎくらいからひどくなる。
昨夜も二時間くらいベッドサイドから離れられなかった。

リビングが隣なので、ちょっと様子を見ながら…というのも出来ない感じ。
他の時間帯のようにコンスタントに吸引、というわけに行かない魔の時間帯。
オムツ交換もしたいし、いろいろ消毒しないとならない物もあるし。
でも、カテーテルが手放せない。

部屋にこもって吸引しているとリビングで大きな声でネコが鳴く。
“なにやってんの~?かまってかまって!!遊んで遊んで!!”みたいに。

その時点でプチ切れ寸前。
情けないことにダウン


オムツ交換も脚が開かないので自分の全身を使う。
終わると、母と相撲でもとったような疲労感。
病院でのように漏れがないのが救い。
これで漏れて全取替だとツライものがある。
脚が交差しているため、陰洗もオムツをあてるのも時間がかかり、ときどき無言になってしまう。
おいおい、声掛けは必須だと言ったのは自分だろう?

でもね。
家族で分担して看ているわけではないから、24時間常に目を光らせて、その上いつも優しく穏やかに看護介護は難しい。

また!?
と思うことや、何でそうなの!?
と思ってしまうこともある。
たった三週間でもね…

レスパイトの話もあったが、まだそこまで疲れていない。
まだ1ヶ月にもならないから。

何とか体調を維持させつつ、冬を越すのが目標。