在宅介護をするにあたり、まず主介護者が誰であるか聞かれました。
そして、介護保険利用でも障害者支援利用でも、同居家族による協力が当たり前のように言われました。
同居しているからですね。
とくに介護保険は被介護者以外の同居家族がいると、ほとんどヘルパーさんには入ってもらえません。
うちの場合を言うと、まだ体は元気な父親がいるので、介護保険でも障害者支援でも、まず、お父さんは手伝えないのか?と聞かれました。
はっきり言って、母の介護面ではまったく何も出来ません。
本人も努力しようという気もありません。
『俺に何ができる!(何もできやしない)』が昔からの口癖でしたから。。
でも、行政側はそんな父親も介護者としてカウントします。
よほどの理由がない限り家庭環境など考慮されません。
被介護者以外のそういう同居家族は、主介護者にとって足枷になります。
同居家族が居ればいるほど家事労働は増えますし、協力の得られない同居家族は介護の妨げにもなり得ます。
いくら24時間ひとりでやっていても、同居家族がいると、誰もひとりでやっていると認めてくれません。
母は、昨年の呼吸難と、今年のカニューレが入らなかったという緊急事態と、最近の痙攣発作と、いくつか心配なことがありましたが、父親は、ほとんど寝てました。
一回トイレに起きてきたところを呼び止めましたが、ちょっと居て、すぐにまた寝に行きましたよ。
頼りになるどころか、事態の把握すらしてなかったと思います。
いざという時、
いざという時もこんななんですよ…
春に私がケガをしても具合が悪くても、知らん顔でした。
大丈夫かの一言もなかった。
同居家族がいても、シングル介護とあまり変わらない気がします。
一時間すら代わりにやってくれたことはないです。
何年か前、コメントで、私の態度や性格がキツいから父親も兄も手伝ってくれないのだろう、というようなことを言われたことがあります。
キツくもなります。
母を守って行かなければならないんですから。
家族みんながほどほどに元気でいたら、そういう部分は出なかっただろうと思います。