2017/03/24 | 月のベンチ

月のベンチ

両親の闘病記


もし自分が病棟看護師だったら、家族に毎日あれこれ言われたら「うるさいな。忙しいんだよ」って思うと思う。

それを承知で言わなければならないことだけ言ってるんだけど。


万が一何かあったら、看護師さんたちが後悔や罪悪感を感じるのではなく、私だけが感じる、背負うことになるのだから。

シングル介護は、背負うものが大きくて重くて、
でも一人で背負うしかなく、誰にも代わってもらえないから、口うるさくなるのだとも思う。


今週の日曜だったか月曜だったか、訪問医の看護師さんが
「いつも愚痴も泣き言も言わなくて、初めて‘もうこの状態じゃ在宅できない’って訴えて来たでしょ?あれ聞いてちょっと安心したんだよ。泣いても愚痴言ってもいいんだよ。他の介護者さんはみんな言ってるよ」
と言ってくれて、ああ、平静を装わなくてもいいんだな、冷静な振りしないでいいんだな(たまには)と思った。

でも、あんまり言うとうざがられるだろうね。



父親のことを考えると申し訳なくて泣けてくる。

母が、母の体力がまだ踏みとどまれると言うのなら、私もあと一歩粘ろう。

父の最期を忘れてはならない。