『アメリカジョッキークラブカップ』 1 | turferの馬券セオリー

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JRA競馬は「競馬番組」により厳しく管理されている。
着順まで決められているなら、
あとは何を買うかではなく、どのように買うか。

これこそが、馬券のセオリーなのです!

あるレースの過去を振り返ると、
そこには多様な歴史が刻まれていたことがよくわかります。

『アメリカジョッキークラブカップ』

2000年以降、それまでの本賞金6400万円が、
はじめて変更されたのが2005年で、一気に400万円も下がって、
6000万円になりました。

また、近4年は通常の8日目開催ではなく、
今回は2011年以来の8日目です。

そして昨年は非[指定]戦で、今回賞金も200万円アップとなり、
6200万円を設定した出直し戦第57回というもの。

2005年、賞金が上がった8日目開催のレースは、
単勝1,7倍という断然人気の クラフトワークが勝っています。

この馬の前走は『日刊スポーツ賞 中山金杯』1着。

それから2007年の7日目開催を出直した2008年には、
やはり 『日刊スポーツ賞 中山金杯』 で2着だった
2番人気の エアシェイディが勝ちました。

こうしてみると、
賞金変更初戦、および8日目開催として出直したレースの1着馬は、
ともに『日刊スポーツ賞 中山金杯』 連対馬が「仕事」をしていたことが分かります。

ここに主催者の「同じことを繰り返す」姿勢を見るならば、
今回の登録馬にも 『日刊スポーツ賞 中山金杯』を2着連対してきた
マイネルフロストの顔もあります。

特に賞金値上げ戦という立場から見れば、
この 『日刊スポーツ賞 中山金杯』 も同じもの。

さらには、
クラフトワークや、エアシェイディが走った(特指)戦実績を加味したとき、
賞金値上げ戦のオープン(特指)別定を走った実績も無視できません。

『ディセンバーステークス』 2着の スーパームーン

同3着馬で2着同枠だった クランモンタナ

『アイルランドトロフィー』 を2着した ライズトゥフェイムなど。

みなゾロ目や変則ゾロ目、あるいは マイネルフロストの(競争除外戦)体験から、
今回の賞金値上げ第1戦にはふさわしいタブー馬ではあります。

こんなことを考えに入れながら、
さらに1頭ずつ見ていきたいと思っています。

では、また。