昔、話題になった日木流奈くん。
当時は、脳障害を持った天才詩人、と騒がれました。
口を使って、話すことはできないのですが、ドーマン法というリハビリプログラムにより、
文字盤を示し、文をつくることができます。
お母さんがルナくんの手をとって、
どの文字を示しているのか、読み取っていくのです。
そのやり方で、本も書いたそうです。
14歳くらいで、書いた本は、とてもその年齢とは思えないほどの内容でした。
久しぶりに雑誌での文章を読んだ時に、
何というか、文章そのものではないのだけれど、
その背後から流れてくるものが、
その時の自分にはピッタリで、
何かが腑に落ちました。
それはとても不思議な体験でした。