たまたまテレビをつけたら、
日本画家 西田俊英さんの方の回でした。
彼は、自分を見つめ直すために、大学で教えているのを一年休み、一年間屋久島に住むことにします。
年齢は70歳。
毎日のように山に登り、
そして、屋久島の森の奥にある巨樹に出会います。
出会った時に、涙がつーっと流れます。
自分は弱いな、
自分をさらけ出してしまう、
こんな感情が自分の中にあったんだ、と。
巨樹を描いている手がずっと止まりません。
自分と巨樹が本当に出会えたから、こんなことが起きたんですね。
この方からは、ずっと一人で孤独に、絵や自然に向き合ってきた、
というのが、感じられます。
だからこそ、出会えた!
絵を見ていると仏画のような印象を受けました。
インタビュアーが、祈り、と表現していたのですが、そういう感じがピッタリでした。
70歳になっても、新鮮な、純粋な眼差し、というものが、存在するんですね。