こんな男には、なれんなあ | 闇夜の弾丸を舐めろ!

こんな男には、なれんなあ

動画からの静止画は、今日はお休みしておいて、雑談を。

男だから見栄っ張りなんだな、俺も。だから、あんまり泣き言なんぞは言いたくない訳だ。特に、気に入った女の前なんかじゃ。

風邪引いていても、「頭がガンガンしてて、爽快な気分だよ」とか、眠くても「こんなに眠くない日は久々だよ」とか言うんだな。

まあ、何言ったって、風邪引いてりゃ、どう見たって分かるし、眠い様子だってバレバレ。どう表現するかは、個性ってもんだ。

「俺を一人にしないでくれ」、「いつも一緒に居てくれ」なんて事を、年中、女に言う男も居るみたいだ。タイムリーに、ここで一点欲しいっていう時に言うのはいいと思うんだけど、年がら年中言うっていうのは、どうなんだろう。

軟弱な奴が、と思うのは、俺の自由だけど、でも、そういう男がいいっていう女が居るのも確か。子供っぽいところがいいと感じるのか、母性本能を突き動かされるのか、分かんないけどねえ。

「今日は疲れて仕事行きたくないなあ」

「もう昨日もそんな事言ってたじゃない」

「だって、朝になると仕事行きたくなくて、お前と一緒に居たいって、思うんだもん」

「しょうがないわねえ。もう甘えたなんだからあ」

「うううん…。一緒に布団に入ってて~」

「もうーー、ホントに時間がなくなっちゃうわよっ」

こういうカップルが居るらしい。でも、こんな甘えん坊野郎でも、会社に行ったら、バリバリやってる鬼課長かも知れないからねえ。

でも、俺には出来ないなあ。そりゃ見栄張るったって、痛い時には痛いって言うけど(それでも「こんなに痛くない腹痛って珍しいよ」とか言うけど(≧∇≦))、上みたいな会話は出来ないなあ。

大体、朝から「疲れた」なんて言われると、むかっ腹が立つし。男のくせに、軟弱な事を言ってんじゃねえ!って事じゃなくて、こういう男でも、いい鍵穴が見つかりさえすれば、ぴったり収まるってもんだ。

実際、俺の心の奥底には、上みたいな惰弱な事を言いたい欲望が眠っていて、それを虚栄が抑えつけていてのかも知れないので、そういう意味では、それを開放出来てしまう女が身近に居るというのは、ある意味、羨望を刺激される。

それじゃ、やればいいじゃん、と言われても、やらないだろうけど。でも、一回くらいやってみるか。