秋になると

やっぱり行きたくなるのが

美術館巡りです。



先ずは東京都現代美術館へ

ぶらりと行って来ました!



今開催中の
  『デイビッド・ホーニック』展へ
   (イギリスのアーティスト)






これは美術館中央ロビー付近に

展示されているのはレプリカですが、



一番目に留まり、その大作の前で

皆が撮影するほど、フレンドリーな

雰囲気を醸し出してくれています。


沢山の"花を描いた絵画'を

壁一面に飾って、それを椅子に

座って眺めている2人の老人を

眺めている自分(笑)!





ゆったりとした時間が流れ

気持ちが豊かになってきます。




また花の額絵の一枚一枚が

優しく、明るい色彩の花ばかり

ですので心が和みます。



現代美術館の展示と言えば、

シュールな世界観を体感させられる

ことが多く。



(それはそれで
異次元の世界を覗き込んだ
面白さがありますが)




ホイックニーというこの画家は?

同じ現代美術ですが、

シュールではないので、

いったいどんな人物なのでしょう?と

先ずは興味を注がれます。







会場のフロアはたくさんあって

前半は画家として

大勢していくまでの過程で

数年間の絵画が並んでいます。



転機となったのは、

写実的な遠近法から離れ

様々な視点の追求から始まった

ようです。


そこがホーニックさんの自由な現代美術的な


観点なんでしょうね…




元々ルノアールのような


印象派のみたいな穏やかな
明るさがあって

この色彩感覚は

天性のものなのかも!?

と感じさせます。


美しくて感動を呼ぶ

明るい色彩です!




ホイックニーの

次の転機は、

カナダに移住してからの作品ですが

壁一面首をグルリと回して

見渡すくらいの

大きさがあるのです!









展示会場の壁に目いっぱいに描かれた


作品は美しい自然の風景ばかり、

そしてブライトカラーの明るい色調




どうやってこれ一人で描くの?

と思いきや、何とタブレット端末で

何枚もの作品を描いたものを

繋ぎ合わせたらしいのです❗️



当然アナログ派と思える自然の風景を

デジタルで制作したという

このギャップが面白すぎます!




そしてさらに90mという、


ノルマンディの


風景を描いた大作は圧巻です❗️










周りの四季折々の風景や

身近な場所を綴った

ありえない大作



そしてありえない美しさが安らぎを
感じさせてくれるのです。
\


まさに自然の中を散策しているような

空気感を感じて
歩きながら癒されて行きます。




なんとこの作品の創作の背景には

世界的なコロナ感染が背景にあった

いたということです。


猛威を振るった驚異的な感染

が広まる中で、世界中の人々に

向けて発信したホーニックの

言葉とは?


 『必ず春が来るのを忘れないで…』



暗く沈んだ世界中に向け

ちょっと目をそらして

休憩しましょ!


と言ってくれているように


自然や季節の循環をぐるりと歩き

ながら一巡することで、


浄化され、希望の色と

光に包まれたような

心地よさに包まれました!




デビット・ホーニックの展示会は

11月5日まです!

是非ご覧くださいね。

今日もお読みくださいまして

ありがとうございます。