II　女教皇

女教皇

THE HIGH PRIESTESS

2という数字には陰陽、白黒、男女、光と闇など対立するといった意味があります。

左右の柱はソロモンの神殿の「ヤキン(Jachin)」と「ボアズ(Boaz)」を

表しています。手には「TORA」と書かれた書物を持っています。

これはユダヤ教の律法書といわれています。

この「TORA」は、後の大アルカナにも登場するので覚えておいてくださいね。

男女の性を表すシュロとザクロに背を向けていることや、足元の三日月は「未熟・処女」といった意味があり高潔で精神性の高いカードでもあります。

正位置

【仕事】　勤勉・落ち度がない・資格の取得・計画・実務・何かを学ぶ運気・聡明
【恋愛】　プラトニックな関係・恋愛経験の少なさ・固い女性・上品で優雅・清楚・高嶺の花
【現状】　冷静さ・シビアな生活・直感と洞察力が冴える・繊細さ
【未来】　重要なインスピレーションを得る・大事なことに気づく・更生する・目標が見えてくる
【人の気持ち】すべてに白黒つけたがる・ストイック・無意識のうちに緊張している
【問題の原因】正解を求めすぎる・潔癖すぎる・柔軟性がない・人を寄せ付けない空気
【アドバイス】　目標に向けて邁進して・生活全般を改める・基礎から学ぶ・やるべきことから逃げない

逆位置

【仕事】　能力不足・ストレスのたまる職場・お局様・表面だけの知識
【恋愛】　わがまま・ヒステリー・嫉妬・文句が多い・浮気への不安・疑いの心
【現状】　人との間に距離感がある・経験不足・ストレスフル・先が見えない・情緒不安定
【未来】　冷静さを失い取り乱す・極端な行動に出やすい・批判精神が強まり孤立する
【人の気持ち】精神的に未熟・視野が狭く大事なものが見えない・ヒステリックになっている
【問題の原因】融通がきかない・知ったかぶりしている・経験不足を隠している
【アドバイス】　ストレスを発散して・感情をコントロールすること・情報に踊らされないようにする

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