初めての一人旅 北海道へ旅立った理由 | オートバイでおいで ~ What A Wonderful World

初めての一人旅 北海道へ旅立った理由

風邪っぴきなのに看病なしトホホお一人様うるまです・°・(ノД`)・°・


お一人様のうちにちょっくらお初の一日2度目の更新にチャレンジ!!


あ・・寝ろって声が聞こえる・・・?笑 らびちゃんごべん!笑 


今日の名古屋は雪。うるまは名古屋名古屋と書いてるけど郊外に


住んでいるので特に雪が降っていたのかなぁ・・と思う。


雪が降ると必ず思い出すのがうるまの場合なぜか宗谷岬なのである。


どこにいても雪がちらほらするだけで鮮明に北海道の最北端宗谷岬を


思い出す。なぜって・・・。そう。


初めての一人旅のことなんぞ書いてみようと思うのだ。


よく聞かれる質問。なぜ旅に出たのか?旅に出た理由は?・・・


この質問はいつでもどこまでもつきまとう。旅人にも聞かれる質問だ。


そう。うるまがバイクに乗り始めた頃はまだまだ“北海道ツーリング特集”


な~んていう見出しが必ず夏頃には雑誌に踊る頃だった。


でも、前から書いているようにうるまはどちらかというとバイクにも興味は・・


無かった!笑 そして近くの林道をトコトコとこけながら走っているだけで


十分心から楽しめるし幸せで遠くへ走りに行きたいなんて思わない種の


人間だった。そんなうるまが初めて旅立った理由は・・・。


思い出してみると単純で笑えるのだが・・。いろいろな雑多な理由や条件が


全て揃って背中を押してくれてしまったのである。それだけっ!(´0ノ`*)


まず・・北海道に興味がなかった訳ではない。いつか仲間達と一緒に


走れたらいいなぁ~!そんな風に“いつか誰かと”と思っていた程度だった。


そんな奥手でビビリ屋でへっぽこのうるまの背中をどど~ん!と押して


くれた第一の理由は・・・ロシア人だった。


一人旅の前にちょうど免許取得10ヶ月ちょっとでなぜかロシアンラリーに


出るはめになり(笑)何とか走ってきたのだがそこでの出会いはまさしく・・


うるまの人生を変える程のものだったのだ。まずは日本人ライダーだ。


そりゃあもう!バイクをこよなく愛している変態達だった。たった数日間に


エントリフィーだけでも数十万円を費やしバイクをそれ用に購入した人や


改造にお金を費やす・・そんなやつらだから当たり前なのだが一般的には


激しくおかしい人達だ!笑 何を好き好んでゴールデンウイークのまだ


寒きロシアの大地へ?観光地に行く訳ではない。ただただドロッドロに


なりながら草原をひたすら走り回りや、まだ冷たい川を何十本も渡り・・・


悪天候でドロドロネチャネチャになった泥土の上でこけまくり・・・



なぜか笑っている!( ̄□ ̄;)iiii



そんな変態ライダーが全国から笑顔で集まってきたのだった。だから


それはそれは日本中をひた走り、世界を走っている人もが集まって


いたのだった。ヘトヘトになって走り短い時間だったが毎日それはそれは


面白くて楽しくて素敵な話がたくさん聞けたのだった。そしてまたそのうち


書こうと思っているのだが(いつなんだっ!?ズボラうるま!笑)まぁ。


何とか最終日まで走りきり楽しく走りきった後で皆でウォッカを酌み交わす


事となるのだが・・・その時の事だ。


ロシア人が何て言っているのか分からないがやたらとうるまに絡んで


くる。その日以前にもエントリーしていないロシア人との交流が数日間あった


ので理由は分かる。なんせ女性ライダーはロシア人の彼らにとっては珍しい


存在だったのだ。やたらと絡んでスキンシップもご愛嬌の中で一生懸命何か


話しかけてくる。でも・・・分からない!!(;´▽`A`` 


なぜって。さすがロシア人なのだが・・彼らは片言の英語も話せないからだ。


身振り手振りオンリーでの会話。それはかなり辛い!笑 


こっちだって知ってるロシア語なんて・・・スパシーバぐらいだ!(゜д゜;) 


だけど・・一生懸命彼らが話している事はどうやら・・・こんなだった。


「うるま!お前は北海道に行ったことがあるか?」→「NO!ないよ!」


「えぇ!?何で日本人なのに北海道に行かないんだっ!!」→「・・・。」


「とても美しい所だから行くべきだ!北海道に!!」→「ほぇ~そうかぁ。」


ま・・。そんなだ!きっと!笑 周りのみんなもそうらしいぞ!と言っていた


から間違いない!!ハズ・・・・・(;´▽`A``


まず・・第一の理由はそれだった。だってさ・・。情けないじゃない?


日本人なのにとっても美しい所へ行ったことがないだなんて。外国人に


美しいところだぞ!なんて言われたら・・行きたくなってしまうじゃない?笑


だからその時、一人旅の場所は潜在意識として決まった訳であ~る。


そして第二の理由。笑っちゃあいけんよっ!どうせ単細胞だよっ・・^。^;;


そう。例の彼だ。うるまの当時の彼。学生の頃からつきあっていて相当な


バイク馬鹿だった。相当っていうのは相当なもんで(笑)そしてこてこての


オフローダーで相当な変わり者だった。ロシアへ行け行け!と勧めたあの


ゆめきち君だ。こんな事もあった・・・。


「うるま~。ちょっと砂漠に行ってくるわ。」と彼。「えぇ?ど、どこへっ!?」


「アラブ首長国連邦だ!!」と・・・ある日ドバイに旅立ってしまう・・そんな


人だった。相談のその字もない。いつだって自分のしたい事を持っていて


着実にやりたい事にチャレンジしていく変態がいつも傍らに居たのだ。


そしていつも口癖のように「うるま~。一人旅はしないかんっ!!」


「男でも女でもライダーは旅せないかんのだ!」


「人生は旅だ!旅は人生だ!」などと言っていたのだった。もちろん・・・。


単細胞なうるまはどっぷりその変態の道に引きずられて同じ感覚に・・・


いつの間にかなってしまっていたのだった。だから一ヶ月ぐらい一人旅に


出てみようかなぁ?と相談してみたところもちろん。すんなり返事があった。


「行ってこいっ!ついに行くかっ!うるま~1人旅だなぁ~!そかそか^。^」


そんな返事だった・・・。ありえない・・・(  ゚ ▽ ゚ ;) 心配じゃないのかっ!笑


しかも・・続きには・・・「テントを用意しないかんなっ!軽くて質のいい物が


いいなっ!!あっ!ランタンは?ストーブはあるかっ!?」そんなだった!笑


そう。第二の理由はいつも近くに強力に背中を押す人がいたのである。


そして第三の理由。これが重要なのだが・・仕事だ。うるまは当時いわゆる


大手と言われる通信会社に勤務していた。法人でコンシューマ向け営業を


していた訳だ。何人かの取りまとめなんかもやっていた。・・・・が、まさかの


事態が起こった・・・。笑い事ではないが笑ってしまう・・・^。^;


旅に出たいと思っていた矢先に新聞の朝刊で知った事実は吸収合併だった。


下っ端には朝刊でしか分からんのか!?と驚いたのだが。ナント・・天下の


N○○のPHS事業だったのだが負債額は・・数百億だったのだ( ̄□ ̄;)iiiii


とにかく唖然・・・。すぐにではないが近いうちに職が無くなってしまう事態に


なってしまったのだった!大笑!


こうして第三の理由もあっけなく片が付いてしまったのだっ!(  ゚ ▽ ゚ ;)aha!


そして次にお金。第四の理由が費用だっ!!


まだぼちぼち若かったうるまはもちろん然程お金持ちではなかった。次なる


課題は費用面だ。が・・・これもクリアーされてしまった。というのも以前記事に


書いたのだがこの上の破綻した会社に在籍中の出勤時にうるまはオートバイ


で事故に遭ったのだった。そう・・・。うるまの事故は10対0だった。うるまも


走行していたのだがこんな時2輪車は強いのであ~る( ̄▽+ ̄*)にかっ!


100%うるまは悪くないらしかった。そう。せっかくの夏を一度棒に降った


だけのことはあって・・少々長かったもののちょうど示談した後だったのだ。


バイクで事故した保険金を握り締め、旅に出ることができたのであ~る!笑



これがうるまの一人旅に出た理由の全てだ。


人生とは本当に不思議なものである。何がどうなるかなんて全く分からない。


旅に恋焦がれていた訳ではなかったのだが・・・「何となく旅に出ちゃおうか?」


そう思える環境が全て自然に整えられていったのである。どの一つが欠けても


小心者のうるまが野宿旅で北海道に向かう・・な~んてことはひっくり返っても


無かったと思う。この頃の私は何かを跳ね除けてまでも一人旅に出たい・・・


なんていう強い旅への信念は全く無かったのだから。


そして真新しいテントを積んで一ヶ月程度の予定で旅に出た。決めていたのは


少しだけ。①北海道へ行く!②ずっと下道で走る!③出来る限り林道を通って


行く!④宿には泊まらない!⑤できる限り村道のような(笑)小さな道をトコトコ


走る!これだけだった。そう。いつまでともどこでどうするとも・・・何も決まって


いなかったのだ。そして多くの心ある旅人やそれぞれの地域の人々に出会い


お世話になり、青森まで自走し北海道を走った。2度目の宗谷に到達し


森林公園キャンプ場に留まった時に・・・初雪が降ってきたのである。


そう。初めての一人旅・・・予想もしていなかったのだが北海道の最北端、


宗谷岬という地で初雪を経験したのだった。とても寒かった。でも・・・


出逢った素敵な旅人さんと共に過ごしとてもあったかかった。


だから・・雪が降るとどうしても思い出してしまうのだ。宗谷のあの場所とあの頃を。


あの寒さとあのあったかさを・・・。


もちろんっ!!


その後、帰りはどうすんのよっ?!私!( ̄□ ̄;)iiiiiiと恐ろしくなって


逃げ帰ってきたのは言うまでもない!笑 ホントどうしようかと思った!^。^;;


そう。


そうして予想もしていなかった初の一人旅は一ヶ月どころか・・5ヶ月の旅と


変貌していたのであった!!( ̄▽+ ̄*)  ちゃんちゃん!






雪の日は寒くてあったかいね。


今日もいい夢を~!!おやすみなさい ^。^b









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