論語講読第23回「思い、邪なし」
書物は優しい。
優しい友人。
普段省みず放置して、辛くなったときだけ頼っても、優しく受け入れてくれるから。
いつも、ありがと。
なにかっていうと、わたしが論語を開くときっていうのは、自分の中で葛藤があったり、決められないことがあったり、心が辛かったりするときなんだなぁ、と思った、っていう話。
- 論語 (岩波文庫)/著者不明
- ¥882
- Amazon.co.jp
子曰、詩三百、一言以蔽之、曰思無邪
子、曰く、詩三百、一言(いちごん)もってこれをおおう、曰く思い邪(よこしま)なし。
先生は言った、
「『詩経』ってさ、三百もの詩があるけどさ、それのなにがいいって、一言で言うとしたら、『思い、邪なし』だと思うよ。込められた気持ち、表現されている想いが純粋で、綺麗な気持ちであること、それがいいとこだと思うよ」
「詩」というのは「詩経」のこと。中国最古の詩集(歌集?)。
それは約300の詩篇から成る価値ある文学作品で、孔子たち中国の知識階級の間では「教科書」のような存在だった。(今も、なのかな?)
その膨大な詩群を一言で言い表すとしたら、「思い、邪なし」、だって。
「だからなに?」という感じもするけど……
これは、「論語」の中の「為政2」というセクションに収められてる一篇です。
「政治を行うに当たって」の心構えとか、そういうことが書かれているセクションの一篇。
なんでこの一篇が「為政」なのかな、と考えると、うん、政治を行うに当たっても、純粋な心が大事、とか、そういう解釈ができるのかなぁ、とか。
「詩経」はたくさんたくさん三百もの詩篇できていて、孔子とその弟子たちはそれは一生懸命勉強してるんだけど、結局一番大事なのは、思いに曇りがないこと、っていうことなのかなぁ、とか。
気持ちが大事だよ、みたいな。
ちなみに「思無邪」っていうのは、「詩経」の中のひとつの詩に出てくる言葉、らしい、です。
「詩経」の中の一言を抜粋して、「詩経」全体の本質を定義した、ってことらしい。
「おもい、よこしまなし」って、言葉として綺麗だから好きです。「論語」は言葉の響きがかっちょいいのが多くて好き。
自分が仕事をするに当たっても、「思い邪なし」って胸を張って言えるような気持ちで、働きたいな。
カフェ、ツイッター、ゆったりと。
渋谷のロクシタンカフェで、まゆみんと昼ごはんを食べました。
昨夜まゆみんと見た牧村ちゃんのツイッターが、マジでマジでおもしろすぎて、自分のブログの意義に関して相当懐疑的になってきてる。
わたしがここでこうして日記的な文章を公開する意味っていったいなんなんだろう、みたいな。
そもそも意味とは無縁の趣味でしょ、という話だとは思うんだけど。
まゆみんと渋谷でした話に、みおちゃんはいつもあっぷあっぷしすぎよ~、という話もあり、それは本当にその通り!!!!と思う。
実際なにをしているわけでもないのに、精神的にいっぱいいっぱいになってることがしばしば。
なにをそんなに焦っているのか、と。
「そんなに頑張らなくても……」みたいなことを、まゆみんを含む周りのひとたちに、たまに言われるけど、実際には何を特に頑張ってもいないの、わたし。
普通に働いて適当に家事してるだけ。
それだけ。
ただ常に、「頑張らなきゃ頑張らなきゃもっと頑張らなきゃ」と強迫観念的に思ってて、それで精神的に疲れてるだけ、という不毛なお話。
無駄。
心にゆとりがない人間というのは、あまり見てて気持ちの良いものでもないと思うし。
少なくとも見てくれの良いものではないと思う。
ほんと、もう少し落ち着くべきなんですよ……
いくら焦っても、できることが増える訳ではなし。
どうせ具体的実際的行動の量が変わらないのであれば、同じことするのであれば、もっとゆったりとした気持ちでやればいいというか。
(↑これで言いたいこと伝わるかな……)
自分の能力以上のことを自分に期待しすぎ。
自分の期待に沿えない自分も許してやんないと。
とにかくちょっと一回落ち着こうよ、と思ってます。
飲んだ飲んだ。
昨夜は夜7時に、仕事終わりのまゆみんさま最寄り駅に着。
うちに着いたらまず順番にお風呂入って、部屋着になって、飲み開始。
途中で足りなくなったりしないように、昨日は大量につまみを作りました。
ゆでたまごとピクルスのカナッペ、トマトとモツァレラのサラダ、レタスとベビーリーフの和風サラダ、鶏の唐揚げ、大根と豚バラのべっこう煮、ごぼうと牛肉の味噌煮。
肉多め。鶏、豚、牛揃い踏み。
ワイン飲むのに、オサレなデリとかではなく普通のおかず。
オサレ料理も、いつかは作れるようになりたいな。
でもワインとかって、和食でも全然イケますよね。
昨夜はこれでスパークリングワインとシャンパンあけて、「ほろよい」二缶あけて、オットが帰ってくる頃には二人ともベロベロ(笑)
ひたすら飲んで、食べて、終始くだらない話をして就寝でした。
楽しかった