最近、他のグループ会社の人からポイントについて聞かれることが多い。

もちろんグループシナジーの強化という観点から、聞かれたことだけじゃなくて
今まで運営していて気づいた点もいろいろ指摘したり、アドバイスするのだけれど、
どうもなんか聞き方が硬いというか、慇懃な感じなんだよね。

メールでも、「お疲れ様です」じゃなくて、「お世話になっております」だもんなぁ。

僕としては同じグループ会社なんだからそんなにかしこまらないでとと思うんだけど。という訳でそんなときにふと、やっぱり僕らは外様なのかなぁって思ってしまう。

ただ明治維新だって、外様の薩摩や長州が中心となった訳で、外様のほうがそういった中央からの規制がききにくい分、新しいことに挑戦しやすい(笑)。ただ僕としては、単にうちの会社という視点だけではなく、グループ全体の視点で出来るだけ動いていきたいし、そうあるべきだと思う。だからこそ、質問もウェルカムだし、事業での提携も積極的に進めていこうと思う。

さて、ポイントについて話を戻すと僕の考えとしては、うちがポイントを導入して成功しているからといって、その現象面だけと捉えて他のサイトが真似しても結局、うまくいかないんじゃないかと思います。
なぜなら、ポイントとは、コストではなく貨幣であり、見た目だけを真似しても、その思想を深く理解して、実行していかないことには、貨幣としての信用が出てこないためです。

ただリアルの世界でも、強い貨幣と弱い貨幣があるように、オンラインでもこれは起きるはず。ただ地域通貨のようにそこでしか利用できないサービスがあったりすると、そのバランスが取れるのかもしれない。

このあたりは、まだ僕自身の中で議論が整理できていなくて、単に予感めいたものであるのだけれど、ヒントはたぶん地域通貨やページランク、ネットワーク経済性なんてところ。

「べき乗の法則とネット信頼通貨を語る夕べ」を超えて
http://hidekih.cocolog-nifty.com/hpo/2004/08/wo.html

うーん、頭がこんがらがってきた。どちらにせよ一度、グループ内でのポイントについて集中して議論したほうがよさそうな気がするな。