先日、社内で来Qの予算をどうするか、という話を事業責任者と

していた時のこと。

各事業で事前見直してきた修正予算を積み上げてみると、当初想定して

全社の予算には届かない。。。







事業責任者は誰もが、修正した予算に上乗せされるのが嫌で

その場では、どの事業にプラスαで営利予算を増やすか、と

いうことがなかなか決まらず、結局僕が一晩考えてたたき台を

作ることになった。







最初は、もう「えいやっ」で、それぞれの事業に、

A事業には+1000万、B事業には+500万、C事業には

+500万といったように各事業に割り振って、見直しをして

もらおうと考えていた。







ただこのやり方をすると、各事業において、そのプラスαを

実現するために、何か新しい取り組みをアドオンでやることに

なり、でもその新しい取り組みは得てしてなかなか結果に

結びつかず、結果として予算未達に終わることが多い。






何とか、これを解決する方法はないものか、と考えていたところ、

神が舞い降りてきました(・∀・)

そうです。

足し算で考えるのではなく、掛け算で考えればいいじゃん、と。






足し算で営利を増やすのではなく、それぞれの事業部において

粗利を2%改善、販管費を2%削減という形で予算修正を

してもらう形を取ればいいのでは、と。






これは僕だけかもしれないけれど、こうやって2%の改善と

思うとそんなに難しくなく思えるし、現状の商品や販売プロセスに

おいて、どこかを改善することで達成しようとする。

それに足し算で考えると、新しいことをやる人だけがコミット

するのに対して、2%の改善のように掛け算型で考えると

その事業全体でどうコミットするか、という考え方になる。







よく経営本でも「掛け算型の事業を創る」のが大事だとは

言われることですが、こうやって予算修正の場においても、

同じように言えることなんだと新しい気づきでした。