中国で既に事業を成功させている経営者の方と

話していた時に、どういう人が成功しやすいのか、

という話で盛り上がった。





彼によると某社の海外進出の担当者が中国進出に

あたって最初に事業計画を見て欲しい、と彼のところに

事業計画を持ってきた。

彼としてはそれを見て、「あー、結構厳しそうだなぁ」

という印象を持ったらしい。

それでもその彼は何度も彼のところに事業計画を

書き直しては持ってきて見て欲しい、と何か月か

続けていくうちに、かなりいいものになっていった

という話を聞いた。







僕にも思い当たることがある。

立ち上げ時にうまくいく人とは、事業のアイディアや

考えを隠さずに、いろんな人にオープンに聞きに行く人

だと思う。







稚拙なアイディアを人に見せるのは恥ずかしい。

否定されたら、自分が否定されるような気分にもなる。

でもそれを避けて、自分ひとりだけでもんもんと考えて

いいモノを作るってのは、目先のプライドを失うのを恐れて

もっと大きな成功を失っているように思う。







それにこうやって、聞きに来る人って確かにちょっと

めんどくさい(笑)けれど、でも応援したくなる。

(もちろん礼節はわきまえて、ね。)

こうやって応援してくれる人が多い事業って結果として

更に成功確率の高さに繋がるものだと思う。






プライドを失うことなんてちっぽけなこと。

でも意外とこのプライドを捨てきれない人が世の中には多い。

もちろん僕自身もそういった部分がある。

世界を変えられるようなスゴイことをやれるんだったら

そんなプライドなんて気にするほどのものでもないのに、ね。






自分に対しての備忘録まで。