五箇山九十九折を一人てくてくと歩いて登っておりました。スタート後しばらくして会話していた男性は五箇山を走って登ってトンネルをほぼ全力で走ると云っていたのを思い出しましたが麿には絶対に無理。


ゆっくり歩いて登っているとT井さんが走って追い付いてきました。そして、山頂のスキー場付近で八重ちゃんが走って追い付いてきました。また、3人になり3キロ強の五箇山トンネルを迎える前にしばしトイレ休憩と自販機でドリンク補給しました。


五箇山の下りはたぶん走れないと思い、トンネル内だけはそれなりに走っていましたがトンネルの終盤は下り坂でスローダウンしてしまいました。トンネルを出たところのパーキングで私設エイドがあり饅頭とドリンクの補給をして走り始めるとエイドを終了したサーモンP夫妻が車で追い抜くさいに応援してくれました。


そして、腰に不安が残る麿にとって最大の難所と思われる五箇山の下り。八重ちゃんは快調に下り、麿はおっかなビックリで下り、少し離れてT井さんが下りました。麿は、走っては止まり走っては止まりで何とかと下りきり城端庁舎手前の蔵田邸の私設エイドでしばし休憩。なんとか明るいうちに五箇山を下りきれた安堵感で安心しきっていました。


城端の蔵田さんのエイドでしっかり補給してから福光に坂上松華堂を目指しましたが、10分休憩をとると20分ぐらいは足が固まって走ることができませんでした。ようやく走れるようになってくると日が落ち真っ暗になったぐらいで福光の坂上松華堂に着きました。富山のT木さんに聞いていたとおり非常に愛想のいいおばちゃんが出迎えて下さり心温まりました。12時までに完走したいという目標のためそれほど長居することなく後にしました。


街灯が少ない国道304号を石川県金沢市目指して順調に坂道も走っており21時ぐらいに県境(235.3キロ)の私設エイドに到着しました。残り23kmちょっとで3時間は夜道とこれからのアップダウンでは無理と判断して私設エイドどのんびりとコーヒーを頂きしっかりと栄養補給しました。そして、こたらっち及び監視人様に石川県境まで来た旨を伝えてゴール予想は0時半過ぎと伝えましたが・・・。


県境のエイドを出てすぐに下りになるのですが、足が固まって全然走れませんでした。そして、無理無理は走っているとマメが潰れてしまい、まともに走れなくなってしまいました。それにしても、金沢市内だというのに民家もほとんどなく寂しいアップダウンの道程をひたすら歩き走りで森本を目指しました。森本付近でようやく街灯も明るくなり街らしい雰囲気になってきました。


森本を過ぎ「兼六園まで3km」の看板を見つけたぐらいで麿がガス欠になりかけてコンビニでエネルギー補給しました。もうこのころには時速5キロでしか走れなくなっており半分以上が歩いている状態でした。


そして、午前1時頃に兼六園の佐藤桜の前で八重ちゃん・T井さん・麿の3人で記念撮影しました。佐藤桜が見れてすっごく感動してあとは歩いてでもゴールのゆめのゆを目指そうと思いました。


香林坊を右折して武蔵を左折してから再度左折してJRの高架下をくぐり8号線(北陸道)の高架下を目指しました。この2キロがやたら長く感じましたが8号線の看板が見えてきたときはあともう少しだと思えてきて、もうお終いなのかという気持ちにもなりました。8号線の高架下をくぐる手前でゼッケンが見えるようにウィンドブレーカーを脱いでじゅんびしました。高架下をくぐってからもゆめのゆまでは長かったですが、八重ちゃんとT井さんのおかげで無事にゴールまで辿り着くことができました。
ウシ麿日記-ゴール

一緒に走って頂いた参加者の皆様(とくに、こたらっち・八重ちゃん・T井さん、Y下さん)、スタッフの皆様、私設エイドをして下さった皆様(とくに、こたらっち監視人様・ぶんちゃま・すくみずさん・O河原さん)、本当にありがとうございました。


とても楽しく苦しい大会でしが、すっごく充実した時間を過ごせました。