昔から家にはいくつもの絵が飾っているうちに住んでいた。
そんなたいしたもんじゃないよ。
私が子供の頃に書いた絵とかも飾ってあったし。

今の家は無駄に広いので、
飾るスペースはまだまだあるし、どんな絵を飾ろうか今からたのしみ~。

まあ、自分で油を描いてもいいんだけど。
版画とか好きなんよね。

ただ、いまでも一つ残念なことがある。

私は子供の頃から絵が好きで、お絵かき教室にも通ってて、そこでもすごく楽しい時間を過ごしたんだけど、
そういう「絵が好き!」っていう気持ちを育ててくれたのが叔母なのね。

毎週のように美術館や博物館やらに連れていってもらって、子供だから誰の何とかわかんないし、
でもそこで一枚の絵の前で立ち尽くしたことがあった。
今でも覚えてる。
それが私にとっての「美」という初体験だったわけです。

そんなこんなで、「美しさ」についての自分の中での、これが美しい、が出来てきたんだけど、

ある時、その当の叔母が、昔私が描いた絵をずっと飾ってあったのに、
「額縁を変えようと思って買ってきたら、サイズが小さかったから絵の余白を切って飾った」
と言うのである。

私は、、

!!??!!!

て感じ。

実際のものを見てみたら、余白を切ったことで構図がめちゃくちゃ。

大変なショックでした。。

トリミングとかそういうレベルじゃなくて、ほんとに、たんに額縁に合わせて余白を切ったって感じ...。

もちろん絵も台無しだけど、それ以上にショックだったのは、あれだけ私に絵を見せに連れて回ってた叔母自身が、構図がおかしくなってることに全く頓着してないこと。

この人、、、
わかってなかったんだ、、、

と悲しい気持ちになりました。

でも今でも絵は好きです。
知識はそんなにありませんが、
「美しさ」に知識いりません。
必要なのは体験です。