里帰りして母が私にくれた宝物 | 上質美人への道

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☆美は一日にしてならず☆

Airi です。
 
 
1ヶ月半ほどお世話になった実家から4日ほど前に自宅へ戻ってきました。
 
 
いよいよ主人と息子、私の3人の生活がスタートしました。
サポートがなくなったので…今はバタバタした生活です汗
(おじさんみたいな表情の息子 笑)
 
 
まだ4日しか経っていませんが、
長らく実家にお世話になった
母と私と息子の時間はとっても貴重だったなと改めて感じています。
 
 
 
しかし、正直なところ
産後実家で過ごすことに若干不安がありました。
 
 
 
大学進学のため実家を出てから16年。
もうすぐ実家で過ごした時間よりお家を出た期間の方が長くなります。
 
 
 
実家なので気楽ではありますが、
生活スタイルは16年という歳月を経て
お互い少しづつ変わっていると思っていましたし
 (私は結婚して家族もでき、母は父も無くなって一人の生活になりました)
ここ最近では長くても1週間程度しか滞在していなかったこともあり、
お互いうまく過ごせるかな…っと
 
 
 
多分これって里帰りを考えている多くの方が同じような悩みなのではないかな?
 
 
 
実家が近くであれば
自分の自宅に来てもらうという選択もあると思いますが
残念ながらそんなに近くではなく
 
 
また、当初は母にホテルに1ヶ月泊まってもらって自宅に通ってもらおうかな…と考えていたのですが、
実家のワンコをどうするか?いう問題もあり、
逆に効率的ではないのでやめたのです。
 
 
 
しかし、
母の好意で過ごさせて頂いた今回の里帰りではそんな不安は吹っ飛び、
 
 
 
今はただただ母への感謝の気持ちしか残っていません。
 
 
 
 
母も私とこんなに長く過ごすのは16年ぶり。
 
 
 
母も少なからず私と過ごすことは
私の母として、孫の祖母としてどのようにしたらいいか
どのように私たちと接したらいいか、どのような生活を提供したらいいのか模索していたに違いありません。
 
 
 
今回の里帰りでは母は私の体の回復と育児に専念できるよう
身の回りのことすべて行ってくれ、
初めての育児で不安な私の支えにもなってくれました。
 
 
 
育児も30年前のやり方とは少し違うかもしれないけど、
多く口出しはせず、
見守ってくれていました。
 
 
 
見守ることって実は難しいですよね。
 
 
 
「産後はとにかく体を休めて、子供に笑顔で接してあげてね」
 
と私の体に気を使って母乳の出やすくなるようバランスの取れた食事を毎食出してくれ、足りないものがあればすぐに買いに行ってくれました。
私が疲れている時は息子をあやしてくれたり、オムツも取り替えてくれてました。
 
 
そういえば一緒に住んでいた頃も
何も文句を言わずに料理や掃除洗濯していてくれな…昔の母の姿が目に浮かび、
高校生だった自分にちょっとだけ戻った感覚になってしまいました。
 
 
 
産後の体をなめていた私にとって
このサポートは何より助かり、
心身のバランスを崩さずに済んだのだと思っています。
(産後はホルモンバランスが崩れて通常の精神状態ではなくなることもある)
 
 
 
今私が
子供を産んで毎日数時間ごとに母乳とオムツ替えをして
子供の少しの変化を一喜一憂していると
 
 
 
母も私に同じことをしてくれ、同じ想いだったのかな…
まして私は3女なので
もっと大変だったこととだろう…
改めて母の偉大さを感じています。
 
 
 
母が今回私にしてくれたこと、
それは母が祖母のサポートが受けられず
自分自身がとっても大変な思いをしたから
 
 
娘の出産、産後は自分がしてもらいたかったことをしてあげたい
という想いからだったそうです。
 
 
 
してもらって当たり前ではないのですよね。
 
 
母のこの気持ちを知って、
受け取り手の私も
一緒に過ごしている時間はお互い気持ち良く、楽しく過ごせるようにして
いい思い出にしてあげたいと
 
 
当初の懸念していたやり方の違いなど
些細なことはできるだけ歩み寄って過ごせるようにしたいと考えるようにしました。
 
 
 
結果的に
新生児の時期はあっという間で貴重なので
一緒に過ごせて少しは親孝行ができたかなーっと思ってます。
(その分主人には我慢してもらってしまいましたが…。)
 
 
 
私としても
自分が生まれた時の秘話や
母がつけいた育児記録をみて、胸がいっぱいになりました。
 
 
 
里帰りの最終日には
母が私に一つのメモ帳を渡してくれたのです。
 
「これ、私からのちょっとしたプレゼント」という母
 
なんだろ?っと開けてみると
 
 
 
それは、
 
 
 
 
 
私が退院してから実家で食べた3食の食事の記録でした。
 
 
 
51日間欠かさず記録してくれていたのです。
 
 
これはただの記録ではなく、
 
・私の体調が悪くなった時、もし食事が原因だった時に何を食べたかわかるように。
 
・そして母乳育児をしている私に何を食べさせたら
 母乳の出が良かったか、悪かったかと知るために。
 
 
 
51日間、3食違うメニューが出でていました。
 
 
 
毎食が楽しみでただ単に食べていた私にとって
食事にこの母の想いが隠されていたなんて想像してもいなかったので
感動して涙が止まりませんでした。
 
 
 
このメモは私の宝物です。
 
 
 
毎回レシピを考えるのだって大変だったでしょう。
 
 
 
スタミナをつけるために作ってくれていた食事を
検診の時乳腺炎になりかけていると助産師さんに言われ、
食事をもう少しヘルシーにするように指導された時も
 
 
すぐに植物性たんぱく質メインの献立に切り替えてくれてました。
 
 
 
愛情って目に見えるものではありませんが
感じることができるものですよね。
 
 
相手のことを考え、
見返りを求めることなく 与えるという行動 は心を震えされてくれる。
 
 
私も息子にこうやってたっぷりと愛情をもって
健やかにたくましく育ってくれるよう接していきたいな。