本日は9月1日。

例年であれば本日から新学期スタートとなるのでしょうが、

ご存じのように例のあれの影響で既に新学期が始まっているところも多いことでしょう。

 

うちは・・・・・

まぁ、のんびりとしている感じですが、

あまりヒマが続くと「ボケ」が進行するのでは?とか、

小人閑居していると、、、、「!!!」とか、

ちょっと心配しつつもあります。。。

 

それはさておき、

本日9月1日は防災の日なのですが、

「天災は忘れたころにやってくる」なんて言われておりますね。

(天才的な子は未だにうちの塾にはやってこないですが)

 

不測の事態は人々の記憶が薄れた頃に起こることが少なからずあるから、

この言葉が存在しているのでしょうが、

 

人は忘却する生き物であるということと、

忘れるとまた大変な思いをするから、

記憶しておかなきゃ、なことは覚えておいてね!と、

そんな意味合いを含んでいるのかなと。

 

不慮の災害に対して事前にできること、

1つはその災害が起こらないようにすること、

もう1つは起こってしまった場合にどうするのか準備しておくこと、

この2つが一般的なのでしょう。

 

さて、

話を受験に置き換えてみます。

 

受験における災厄って?

 

不合格、

途中下車(戦線離脱)、

この2つが大きなものなのでしょうが、

これらは天災ではなく、

ほとんどは「人災」によるものかな?と、

個人的には強く思っております。

 

同時に、これらが起こるのはけっして、

偶発的でも突発的でもない、とも思っております。

むしろ必然に近しいものがあるのではないかなとも。

 

天災は防ぐことが難しいけれど、

人災は、、、どうでしょう???

 

「プレッシャーに弱いから」 →これは本番当日までの過ごし方で軽減できるものでしょう。

 

「体調を崩した」 →これはプレッシャー対策よりは少し厄介ですね。万が一体調を崩した場合に備えて、出願校のダブル・スタンバイをしておくとか、入試本番1カ月前くらいからの生活習慣で対策しておくくらいのことと、そうならないように祈る!ことでしょうか。

 

人災の種類と程度は様々にあろうかと思われますので、

ここにすべては書けませんが、

ヒントくらいになりそうなことはあります。

 

人災を避ける一番のポイントは、

 

「そうなってしまうこともあるかな」という気持ちを常に忘れずに、

日々小さな問題点を見つけて、それを地道につぶしていくこと、です。

 

受かろうでなく、落ちないように。

落ちる要素を減らしていくことで、

受かる可能性は相対的に上昇する。

私はずっとそう考えて目の前にいる子たちとやっています。

 

ラクではないです。特に子どもたちには。

でも、彼らが受験で合格を手にしたいと強く思っているのだから、

私には彼らを合格させる以外の選択肢はありません。

そうするとどうしても多少は彼らにきついこともしてもらわないといけないし、

本番で感じるであろうプレッシャーに、耐えうるだけの強さも身につけていただかなければなりません。

(手はけっして出しませんが、ぐさぐさと刺さる言葉は穏やかにぶつけます)

 

私の言葉で涙したり、むっとしたり、ふてくされたりする子ももちろんいますし、塾をやめてしまう子もいます。

ただ、最後までなんとかがんばってくれた子たちは、

最後には笑って塾を後にしてくれています。

がんばった本人にも、そして通わせてくれた保護者の方々にも

感謝の気持ちしかありません。

 

もちろん、塾生がやめていくことはさびしいですし、

自分のなにかが良くなかったか、合わなかったか、

なにか理由はあるはずです。(反省することも少なくはないです)

 

ただ私は塾生にやめられないようにするよりも、

塾生を不合格にしないようにすることこそが、

私の塾の危機管理においての最優先事項ですから、

不必要に塾生のご機嫌を伺うようなことはできませんし、

する気持ちも必要性も感じてはいません。

 

気持ちよく過ごすことが目的なのか、

合格することが目的なのか。

両者を過不足なく満たすことが理想であるのはわかりますが、

現実の話としては両者のうちの一択ではないでしょうか。

 

無駄で意味のない苦労を買ってまでする必要はないですが、

不可欠で意味のある苦労を自力でできないのであれば、

アウトソーシングを考える必要はあるのかなと思いますがいかでしょう?

 

 

「偶然のための期待ではなく、必然のための準備を」

 

天災にも人災にも当てはまると思いませんか???