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Lesson 1  『握る』&『触れる』 その1

前略、



 テニスをやる上で、ラケットは手にしていただかなければならない恋人です。もし世界トップランキングの選手が、「俺、ラケットなくても勝てるよ♪」とおっしゃって、ウィンブルドン決勝、時速230kmの超高速サービスを掌で打ち返し、リターンエースをとったとしても、それはルール上、大変無念ではございますが、ポイントを失ってしまうのです。というより、テニスじゃございません。手もひどく痛いかとおもいます。




 こう考えますと、ラケットはやはりテニスに必要不可欠なものです。そして、そのラケットとの接点となりますグリップの握り方も、当然重要となってきます。この握り方の感覚を覚えていただきますと、物を扱う日常の何気ない所作や人とのちょっとしたボディーコミュニケーションに品が出ますので、人生が変わってしまうということになります。人生なんて、秒単位で変わるんです。さて、レッスンを始めましょう♪




ペタしてね




 ラケットを手にするということは、ラケットを身体の一部として受け入れて、繋がることを意味します。例えば、人と握手するときは、手と手が繋がりますが、このときに力一杯握られてしまったら、さすがに沢庵和尚 でもカチンとくるでせう(笑)。同様に、あなたがラケットを力一杯握ってしまったら、お互いかたくなってしまい、思うようなスイングができなくなってしまいます。だから、ラケットは力一杯握らずに、優しく触れるような感覚で手にしていただきたい。



『握る』  :力で相手を支配しようとする行為

『触れる』:優しさで相手と繋がろうとする行為



柔らかい紅葉のような赤ちゃんの手を包み込むような感覚で、ラケットも触れてあげて下さいね。ご自身の皮膚に触れるか触れないかぐらいで、よろしい。人間は脱力したときに、優しさと勁(つよ)さ が出ます。優しさは、ボールに細かいコントロールを与え、勁さは、ボールがパンクするほどの勢いを生み出します。






【編集後記】


僕の今教えている生徒さんは、冬にラリーした後、ホッカイロがわりにボールを顔によくあてています(笑)。摩擦でボールが温かいのだそうです。






ご退屈さまでした。




々。






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