高橋大輔 SOUL Up より ＜８＞
◆成績の使命
成績次第で、お金も人も動くのだなあ、
と、女子サッカーのなでしこの様子を見て、
痛感しています。
彼女たちの活躍には、
たくさん元気をもらって、
それこそ国民栄誉賞に値するものですよね。
これが、一時的なブームに終わらないことを
祈るばかりです。
そのために、
次も結果を出さなければならない
というプレッシャーがどう影響するのか…。
どんなスポーツでも同じなのかもしれませんが、
アルバイトをしながら
サッカーを続けている選手がいたなんて、
驚きです。
スポーツだけに打ち込める環境があればいいのですが、
残念ながら、日本の場合それはごく一部で、
しかも常に良い成績を取らなければならない。
「成績を取らなければアッという間に注目されなくなる、
と強く感じた」
大ちゃんの負けず嫌いが良い方向に働いてくれるといいな。
「勝っても負けても魅力は変わらない
と言われるのもうれしいけれど、やっぱり
負けてもはいらない。」
わたしも、「負けても」はいらないと思います。
正確に言うと、
ほんとは負けたって、
大ちゃんのスケートが好きなことにかわりはないのです。
だけど、
ここが昨シーズンの反省。
昨シーズン初めに感じていた違和感は
成績にこだわっていなかった大ちゃんのスケートから、
魂を感じ取りにくかったこと。
だから、
大ちゃんも本気で勝ちにいって欲しいし、
こっちだって本気で応援しなきゃ、
と思ってます。
そして、
良い成績を取って、フィギュア界に貢献してほしい。
実はここも、
わたしにとって、さほど重要ではないのだけど、
記録を残す演技を目指すことで、
記憶に残る演技が生まれると思うのです。
「記録より記憶を残したい」
もう十分記憶に残る演技がたくさんありますよ。
だけど、
これから3年の間で、
もっとたくさんの記憶に残る演技、
見せてほしい。
そう願ってやみません。
◆過去は保障してくれない
オリンピック後のオフシーズンは、
念願の自動車免許も取って、
充実してたようですね。
ジャパンオープンについて…
「団体戦だから試合モードにはなりにくいのだけど、
なんだか上の空の自分がいた」
もう！上の空だったのね！
実は、
大ちゃんのスケートを生で見たのは
ジャパンオープンが初めてだったので、
なんだかよくわからなくて…。
ニュースでカケラだけみたピアソラのステップが、
鳥肌ものだったのに、
そこまで感じなかったから、
どうなんだろうって…。
「お客さんの反応との一体感も感じられなかった」
わたしの反応、
大ちゃんにも伝わっちゃったのね。
たまたまきれいに跳べちゃった4T。
喜ぶんじゃなくて、
かえって焦り始めていたなんて、
どこまで繊細なんだろ…。
NHK杯のころはイライラ全開だったんですね。
気が付かなかった…。
「オニ買いするときはストレスがたまっている証拠」
オニ買い？
(*_*)
どんな買い方してんだろー！
((ﾟmﾟ;)
「結局のところ、練習の不完全燃焼は練習でしか解消できない」
大ちゃんは、色々周りが言わなくったって
良く解っているんですね。
がんばれ！
「過去の栄光や名誉で自信が持てて
パワーが出る人もいるけれど、
僕の場合はそれはない。
悪いときののうが次に頑張ろうと思える」
この言葉、
うれしいですね。
全日本の時が、そうでしたよね。
ショートで４位になって、
気持ちに火が付いたフリーは
やったった演技でした。
そういう意味では、
思うような成績を取れなかった後の
今シーズンは無になって戦えるのでしょうか。
日本に戻っているという話ですが、
練習は順調なんでしょうか。
新しいメーカーの靴は
もう試したのかな。
膝の具合も気になるけれど、
イライラしていないかが一番心配。
オニ買いしてる大ちゃん、
見たい気もするけど…
ダメダメ！
見たくありませんよ！
僕のこと、応援してくれないと、イライラしてオニ買いしちゃうぞ～
