今日は最後の日である。
なにが最後かというと、長年勤めた会社がなくなる日。
7月1日から合併による新会社がスタートする。
なにが嬉しくてここまで勤め上げてきたのだろうか。
辞められない事情としがらみの中であがき続けた20年。
右も左もわからぬ社会人一年生
誰にも認められず、お荷物扱いのまま8年を過ごし
辞表を提出して、説得されたあの日
広告制作に目を向け、がむしゃらに走り始めた10年目
ふと立ち止まり、周りを見回すと、自分の価値が上がっていた
けなされ続けたあの8年間は無駄に過ごしてしまった無念の時間
媚びる事は出来なかった、うまく立ち回ることも
人生の時間は決まっているのに、無駄が多すぎた
悔やんでも悔やみきれない会社での20年
それが今日限りで、いったんの幕を閉じる
なんだったのだろうか、この歳月は
新会社の式典が明朝Bスタジオにて執り行われる
セレモニーでのオープニングムービーを演出・制作した
どんな気持ちで、明日スクリーンを見上げるのだろう
20年目の自分は