第四話 涙 | 和・顔・愛・語

第四話 涙

ずっと毎日、同じ時間を過ごしていると
ずっと一緒にいたくなるようになって・・
このまんま二人して消えたら・・って考えるようになった。
それには お互いに離婚しかない。
高い高いバーの見えないハードルを跳び越えるようなもん。

でも離婚して一緒になるって約束した。

その分、喧嘩も増えた。
一緒になるために何をしなきゃならないか・・?
でも彼は、ぷぅ太郎。
あたしは、そんな彼をいつの間にか追いつめてたと思う。

そんなある日に、将来の事で口喧嘩になって彼は、何も言わずに・・
あたしの車から降りて帰って行った。
目に一杯の涙を溜めて・・。

彼の涙を初めて見た。しかも男の人の涙って・・心が震えた。