こんにちは、アリーシャです。
去年の春から地域の公立学校の生徒向けの学習支援ボランティアとして働き始めました。
引き受けてから、東京都教育委員会のプロジェクトの末端で最低賃金がぐらいがもらえる有償ボランティアだと知りました。
1年経ち一緒にボランティアを始めた友人は「私には向いてない」と辞めることになりましたが、私は今年度も続けてやることにしました。
実際のところ、もっと時給の高い仕事もたくさんありますし、私は夫の理解のおかげで関わる事ができています。
年度の後半からは、世話役の方から頼まれ教室の鍵開けから、名簿の管理、戸締まりまでやるようになりました。
最初は緊張していて冷や汗をひそかにダラダラかいていたのですが、3月の最後の回では学校外で私の顔をおぼえていてくれている生徒さんに声をかけられて立ち話をした後に、また来てね!などと言えるようになりました。
正直なところ、生徒さん達とのふれあいは私には楽しくて仕方ありませんでした。
勉強の質問の間に、実はバイオリンを頑張って続けていること、帰国子女だからといって英語が当たり前にできると思われたくない(努力したことをわかって欲しい)こと、部活でやってるスポーツのこと、などなど色々と自分のことを話してくれることがあります。
生徒達のふざけてみえるその言動の裏に真摯な気持ちが透けてみえる時があり、そんな瞬間にはその純粋さやひたむきな気持ちになんだか感動してしまうのです。
その反面、コミュニケーションが難しいと感じたり、傷つくような言葉を言われることも多々ありましたが、思春期の娘を持つがゆえに聞きなれている言葉もあり、また「おばさん」ならではの厚かましさでスルーできる自分がいることも知りました。
私も今年で半世紀生きたことになります。
それなりに辛いことも経験しているので多少の精神的な傷はかすり傷と思えるようになったことが、歳をとって良かったことだと思います。
昨年の昨日の日記。
今となってはチャレンジして良かったと思っています。