こんにちは、アリーシャです。

 

28日29日は連休だった私ですが、28日は娘の看病&自分も合間に死んだように寝ておりました。

というのも、4月心身ともギリギリで登校していた我が娘はやはりGW突入と同時に体調を崩し、28日の模試は欠席。

GW前半に親子で予定していた勉強や片づけをすることもなく、外食もできないので休養とヘルシーな食事作りに努めております。

 

仕事も勉強も心身の健康があってこそのこと。

体調管理ほど大事なものはないと親子で改めて感じており、受験学年におけるストレスマネジメントと体力の使い方などを家族で話し合っております。

 

さて、先日、通勤電車の中で目にしたこの記事がとても心にひっかかっています。

この「子持ち様」という言葉、に何だか悲しくなりました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/11f8c997620114f88bce4629b7d06c29d6cb0807

 

私自身、30過ぎまで独身で働いていたので、職場で時短勤務の人が帰ったあとの仕事を自分がサービス残業して終わらせたりする方の立場を経験しています。短時間勤務で仕事内容薄い割に良いお給料をもらってる・・・など子持ちの方を妬ましく思ったことも正直ありました。

あと、自分が結婚できるかどうか、また一人で生きていく金銭的不安もあったので、大企業勤務の旦那さんがいて、子どもがいて、仕事でのやりがいまで欲しがるなんて贅沢な・・・とその同僚に対して思ったこともありました。


だから、自分が生きていくので精一杯で子どもを持つなんて余裕はないと感じる若い人の気持ちも多少わかるつもりです。


でも、内心そんなことを思いながらも私はワーママの同僚に協力していましたし、独身で正社員で働いていたら頼られるのは仕方ないのか・・と諦めていました。

 

しかし、子育てを自分がしてみて、その大変さを嫌というほど知る今となっては、子持ちで働く人が「子持ち様」と揶揄されてしまう世の中は悲しいなと思います。

 

私の周囲でも子どもを持たない、結婚しない選択をする人は明らかに増えていて、それは個々の自由ですが、子育て経験を持つものがマイノリティになるという世の中には恐怖を感じています。

それは、経験者が減ることで明らかに子どもを育てにくい社会になると思うからです。

 

子育てって、本当に大変で、自分より他人の命を大事にしないと子どもの命が守れない瞬間が多々あります。

24時間、週7日、休みなく手がかかる時期があります。何より、子育て経験がないと子どもという存在に対しての理解が深まらず子どもに対する許容範囲が狭まります。

 

私は娘が幼児の時に何度か見知らぬ高齢男性に娘が邪魔だとかチョロチョロさせるなとかと怒られたことがあります。


その後、そのようなことがないようにと多動な娘にハーネスをつけていたら「そんな犬みたいなものつけて可哀想」、と見知らぬ老人に叱られたこともあります。


今から思うと、ああいう人たちは子どもがいたとしても子育てに参加して来なかった人たちなのだろうなと思います。

 

その一方、娘を連れていると高齢女性からは「うちの子もね~」と理解と許容を得られて、応援されている感じで話しかけられることも多々ありました。


そんな数多くの子育ての先輩の温かさに触れながらどうにか子育てを乗り切ってきたという思いがあります。

 

子育てに対して社会の許容と理解がなくなれば、ますます子育てしにくい社会になって、少子化は進みます。親も子も社会的に孤立して苦しむ場面が増えるでしょう。

その結果、日本の社会が滅びるならそれはそれで仕方ないことなのかもしれません。

 

でも、その中で生まれてくる数少ない子どもたちに罪はないし、頑張って子育てしている親御さんたちが肩身の狭い思いをするのは見ていられません。

 

多様性の時代と言われている現在、病気や障害を抱えながら、子育てや介護で大変な思いをしながら働いている人が多くいます。

子どもに優しい社会は多くの人にとっても生きやすい社会になるのではないかと思います。


働く人が、お互いを糾弾しあい足を引っ張りあうのではなく理解しあいながら助け合うためにはどういうしたら良いのか?と考えます。


この記事にあるように今求められるのは社会制度の整備と共に、「自分が選ばなかった人生」への理解なのではないでしょうか。


幸せな社会を作るためには個々が多少利他的になることも必要だと思います。他人が生きにくい社会は自分が生きにくい社会でもあるのです。


人材こそ日本の限りある大事な資源です。それを大切に思う気持ちはみんな共通だと信じたいです。