11月30日昼過ぎ。
トルコ航空TK1953便でアムステルダムに向かう。

女性のアテンダントさんがみんな美人でびっくり。
ひと月前にデリーから入った時とは大違い。
あの時は、トランスポーテーションに恵まれない時期だったのだろう。

イズミルからイスタンブールへは27日の深夜バスで移動し、28日の朝に到着した。
前回来た時と同じ宿に行くとオーナーのおじさんは僕のことを覚えてくれていたみたいで会話が弾んだ。

27日~30日の4日間は、祝日らしい。
バイラム、って言ったかな。
年に2回あるメッカに巡礼をしに行くための期間なんだって。

27日、イズミルのバザールが昨日と打って変って静まり返っていたのは、金曜日の安息日だからかと思ってたら、安息デイズだったらしい。

オーナーと話していると、子供が3人宿に入ってくる。
カウンターに置いてあるキャンディーのかごを差し出す。

そういえば、イズミルの食堂にも、この宿の隣のランドリーサービスにも飴のかごが置いてあった。

「このバイラムの期間は、子供たちに飴をあげるって習慣もあるんですか?」
「うん。飴か、小額のコインをあげるね。」

イズミルで出会った少年を思い出した。
27日の昼間、歩いていると、犬の散歩をしている少年が
「マニーっ♪」
と言って近づいてきた。
その言い方がホントに明るい

「マニーっ♪」

だったので、僕は笑ってしまった。
もっと惨めそうに乞えよ、と思ったが、彼は物乞いではなく、バイラム期間の一般的なトルコの少年でだったのかもしれない。


バイラムのせいで街は静まり返ってる。
別にそのせいではなく、もともとその予定だったけれど、イスタンブールの2日間は就職活動をして過ごした。
といっても、ネットで求人情報を見て、エントリーするだけだけど。
2月の中旬に日本に帰れば適性試験とかには間に合うってことが確認できた。
ロッテルダム映画祭が終わってから、一時帰国かな。

アムステルダムに着いたら、帰国便のチケット見つけないとなあ。

0911301504