身近な人とささいなことでで口論した。身近な人は、そろそろ期末の準備で学校に行き、私は手持ちぶさたなので、昨日に続きすこし遠出をしようと思い立ち車で池袋に行った。実は、前回(5月連休ごろだっか)行ったとき、リュートの英文の本があったので、まだあるかなと思って行ってみた。残念ながら、その本は無かった。ただ、すこしいい経験をし、刺激をもらった。以下はそのことについてです。

●東京国際ギターコンクールの3位入賞者
店に入ったときは数人お客がいたのですが、そのお客がいなくなって、私も帰ろうとしたとき、若い外人が入ってきた。5000ユーロぐらいのギターを見たいと言うのだ。店員の方に1ユーロは大体160円ぐらいだよと助言した。日本円だと80万円ぐらいの楽器を見たいようだ。そうそう、彼は、Mr.フクダに照会されたと言っていた。店員がちょうどその額のギターを出そうとし、その製作家の名前を言ったら(名前は忘れました)、俺はドイツ人から来たので他のを見たいと言って、別のを試奏した。ぱらぱらと何曲かのさわりを弾いていた。店員の方は、東京国際ギターコンクールの3位入賞者と言っていた。HPで調べたらPavel KHLOPOVSKIY(Russia・在ドイツ)という方らしい。演奏した曲の名前を聴いて、良い曲だと言ったら全部弾いてくれたので、拍手し"very good"といったら、にっこりしていた。あとで、"excellent"と言うべきだったと思って反省した。彼は、他にもギターは無いかと聞いていたので、内心、私の車で他のギターの店に案内してやろうかとも思ったのですが、要町のギターの店の方に悪いので、あきらめて帰ってきました。
ただ、彼のギターの演奏を聴いて、いいところもかなりあるが、実は線が細くすこし不安定との印象を持った(自分のことを棚に上げた日本人に勝手な評価をされたら、たまらないだろうが・・・)。コンクールでは、自分のギターでもっと違う演奏をしたのだろう。それでも、演奏会にはほとんど行かない私にとって(国際コンクールがあることは知っていましたが、昨日だったことは忘れていました)、とにかくいい刺激になった。

●ギターの店やお茶の水の中古CD店で購入したものなど
●バッハ全集第3巻、第5巻
これは、江東区の東陽図書館で、今まで借りていた第1巻、第2巻を返して、新たに借りました。この図書館では、バッハ全集15巻のうち第4巻、第8巻が紛失らしい。悪いやつがいるものだ。仕方がないので、その欠落部分は台東区中央図書館で借りよう。
●J.S.バッハフルートソナタ全集/有田正広、鈴木宏美他有田
これは、正価1600円のところ1000円でした。有田は、贋作を外した再録をしているようだ。ただ、贋作とされているBWV1033は、私の好きな曲でハンス・マルチン・リンデのフルートとコンラッド・ラゴスニックのギターの2重奏のCDを持っていて、いつかパートナーが現れればやってみたいと思い、楽譜も持っている。以前は、フルートのパートを頭で弾きながらギターのパートを練習したこともある。これが、贋作としても、作曲した人はバッハ周辺の人の作曲なのだろうか。良い曲なら、作曲家は誰でもいいのですが・・・。
●現代ギター8月号、9月号
これも、東陽図書館で借りた。9月号には「3丁目の夕日」のギター編曲楽譜が入っていた。この程度なら弾くのは簡単だが、この本の付録で付いているお手本のCDのような雰囲気は出せない。表現というものは、やはり難しい。カラオケの番組でも、先生の表現は生徒ととは全然違う。人生経験は(大したものではないが)それなりに積んでいるつもりだが、演奏に反映するには至っていない(これは、音楽的才能の欠如という人もいると思いますが・・・)。まずは、練習が必要です。そうそう、福田進一が演歌の伴奏をした番組を見たことがあるが、全然ダメだった。やはり、その道のプロのギタリストの雰囲気は、クラシックの世界の演奏家には(とうてい)出せないということか・・・。ここまで書いて、ふと思い出した。「ギター音楽の招待」を書いた高橋功が、古賀政男の本を出していた。それが、江東区の図書館にあったような・・・。今度捜して読んでみよう。
●ソング/稲垣稔(購入予定)
実は、このCDは買ってません。この方は、私のひいきのギタリストなのですが(10年ほど前、神田のギターの店の演奏会で聴いたことがある)、正月頃購入しようかと思い、今回はやめました。

・・・ということで。