ベルベット・ヴァンパイア | トンデモ・シネマの開祖

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今日のはタイトルが、ブログの禁止文字に指定されていますので、またしても伏せ文字。
いい加減疲れてきました・・・。

IDM-181
ベルベット・ヴァンパイア トワイライト吸血レ●ビアン
原題:The Velvet Vampire
発売日:12月18日
収録時間:79分
制作年:1971
制作国:アメリカ
シャンル:エ口ティック・ホラー
監督:ステファニー・ロスマン
出演:セレステ・ヤーナル/シェリー・マイルズ
$それは、いつでもBだった-ベルベット・ヴァンパイア


今日もWHDの新作を紹介します。
まっ、自慢ではないですが、今日のは「青い接触」よりはマシです。

舞台はロサンゼルスから始まります。
いきなり女が男に襲われます。
何か怪しげな棒(←ここはワザと曖昧にしておきます)を出してきて、男は女を殺そうとした瞬間・・・
女にガブリ!
男は死んじゃいます。
この冒頭に何の意味があるかは、私には最後までわかりませんでした。

ストーカー・ギャラリーという美術館で若夫婦が美術品を見ています。
ストーカーという名でピンと来る人も多いでしょう。
そう、ブラム・ストーカー、吸血鬼ドラキュラの著者であります。

つまり、この作品も吸血鬼ものでござい!

話は戻って、ここで若夫婦は経営者ストーカー(ジーン・シェーン)さんに声をかけられます。
そして、ある女性を紹介されます。
女性の名はダイアン(セレステ・ヤーナル)。
彼女の魅力に若夫婦の旦那リー(マイケル・ブロジェット)は魅了されてポッーとしてしまいます。

これに気づいた妻スーザン(シェリー・マイルズ)はリーの足を踏んづけ
スー「何、見とれてんねん!お前は!」
リー「怒らんといてなぁ、今日ベッドで頑張るからさ」
スー「ホンマやで、だったら許したるわ」
というような会話があったか、なかったかは定かではないですが、内容的には大体あってます。
しかし、そんなコトで夫を許す妻スーザンは心が広いのか、アホなのか・・・。

$それは、いつでもBだった-ベルベット・ヴァンパイア


それから数日後・・・
ダイアンの事が忘れられないリーはスーザンをうまく丸め込んで、ダイアンに会いに行きます。
ダイアンは何故か砂漠のど真ん中に大豪邸を建てて住んでます。
ダイアンによると、昔は炭鉱の町だったらしいのですが、炭坑夫が吸血獣に次々と喰いちぎられ、死んだので過疎化したという事です。

スーザンが一応、ダイアンに聞きます。
スー「今は大丈夫なの?」
ダイ「大丈夫じゃないの、多分」
スー「良かった」
まったく、このスーザンという女、アホです。

とにかく、そうこうしているうちに事件は起きます。
愛想の悪いガソリンスタンドのおっさんが行方不明。
それを追って探しにきた愛想の悪い妻も行方不明。
しかも、皆、最後はダイアンの家で行方が途絶えてます。
ここでの教訓は「商売人は愛想よくしよう」と言う事でしょう。

流石に、こりゃなんかあると思ったスーザンが、召使いのボブから聞き出そうとします。
スー「なんか、隠してない?」
ボブ「別に」
スー「なーんだ、良かった」
やっぱりアホです。

$それは、いつでもBだった-ベルベット・ヴァンパイア


そんなワケで若夫婦には、周りの状況など、まるで関係ないかのように、時間だけが流れて行きます。
はじめはダイアンの事が嫌いだったスーザンも、今では「ダイアン大好き」とか言ってます。
一方、リーの方は夜な夜なダイアンの夢を見ます。

砂漠で抱き合うスーザンとリー、それをダイアンが奪い取ります。
そして服を脱がせて・・・後は想像にお任せします。

ハッと目が覚めるリー。
実はスーザンも同じ夢を見ていたのです。

$それは、いつでもBだった-ベルベット・ヴァンパイア


寝付かれないリーは、フラフラ歩いていると、ダイアンが現れ、服を脱ぎだします。
リー「駄目だよ」
ダイ「女に恥をかかせる気?」
リー「今日、あの日とかじゃないよね」
ダイ「もうとっくの昔に終わったわ。私、300歳よ」
てな感じで、あっさり誘惑にまけてリーはダイアンを抱いてしまいます。
それを発見してしまうスーザン。
ショックでそのまま部屋に戻って、泣いています。
その間にリーもスーザンの餌食になってるとは知らずに・・・。

$それは、いつでもBだった-ベルベット・ヴァンパイア


しかし、「旦那が浮気するなら、私もしてやる」と決意するスーザンですが、男がいません。
唯一いた召使いもダイアンにいつの間にか殺されてました。
「じゃあ、ダイアンでいいか。女だけど・・・旦那の浮気相手だけど・・・」とスーザン。
何故か、ダイアンとベッドイン。
(ここで副題のレ●ビアンが活きてくるわけですな)

でも、いざ始めるとなると、少し勇気がいります。
スー「ちょっと待って、支度してくる」
ダイ「あっ、そっちに行っちゃ駄目!」
スー「えっ、なんで?」
そういうとスーザンはカーテンをガラッと開けます。

中にはリーをはじめ、ナニに負けて殺された男共の死体がブラーン。

$それは、いつでもBだった-ベルベット・ヴァンパイア


流石のスーザンもこれには悲鳴!
キャーッ!!と叫んで逃げます。
それを追うダイアン。

-----ネタばれゾーン-----------
$それは、いつでもBだった-ベルベット・ヴァンパイア


ほんでもって、逃げる逃げる。
そのまま、ロサンゼルス空港まで猛ダッシュ!
また、ダイアンも追う追う。
必死のパッチ。
いつの間にか、教会近くまで逃げてきたスーザン。
十字架を借りて、ダイアンに投げつけます。
ダイ「キャッーーーー!!」
次の瞬間、スーザンはそいらにいる奴全員に「十字架を持ってついておいで!」と叫びます。
普通なら「何言うてんねん、あの女?」となるのですが、時間がないせいか、皆で十字架を持ってダイアンを追っかけます。
そしてダイアンは消えちゃいます。

スーザンは宛がなくなり、ストーカーさんに相談します。
ストーカーさん曰く「そりゃあ、大変だったね。でも、私も吸血鬼なんだよ」
ガブッ!

おしまい

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そのエ口グ口描写が話題となり、本国では有名なカルト作品となったらしいのですが、多分、それは誇大広告。
ただ、実はAIPの「ヨーガ伯爵」に対抗して作られたのは本当の話。
NWPの女吸血鬼カミーラとして押すつもりだったらしい。
作品の意気込みは凄いが内容がね・・・

実際、日本でTV放映された際のタイトルは「吸血美女ダイアン」。
当時はこれでもかなり過激なHシーンに皆ハァハァものだったとか・・・。
今のア●ルトビデオを比較したら、可愛いもんです。

セレステ・ヤーナルは動きが可愛いのか、写真で見るより、本作を見ると魅力的です。
まあ、あれなら誘惑に負けるかもしれません。
ただ、主役のスーザンとリーはアホすぎて・・・
まあ、当時のヒッピー文化と言いたいのでしょうが、ヒッピーの人が可哀想。
あんなにアホじゃないだろう・・・と思う、今日この頃。