【野良犬軍団 ダーティー・ソルジャー】ご陽気な映画だぜ! | トンデモ・シネマの開祖

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野良犬軍団 ダーティー・ソルジャー

$それは、いつでもBだった


悪党VS悪党に特攻野郎が挑む!壮絶な強奪作戦
原題:High Risk
発売日:2011年4月22日
バーコード:4571244175176
定価:1500円
概要:カラー/モノラル
収録時間:91分
仕様:スタンダードサイズ/モノラル 英語/日本語字幕
製作年:1981
製作国:アメリカ
シャンル:SF
監督:スチュワート・ラフィル
製作:ジョセフ・ラフィル/ルイジ・チンゴラーニ/ジェラルド・グリーン
総指揮:ジョン・デイリー
脚本:スチュワート・ラフィル
撮影:アレックス・フィリップス・Jr
音楽:マーク・スノウ
出演:ジェームズ・コバーン/アーネスト・ボーグナイン/アンソニー・クイン/リンゼイ・ワグナー/ジェームズ・ブローリン/ブルース・デイヴィソン/クリーヴォン・リトル

久しぶりに自社の映画紹介。
今回は珍しくホラーでなくご陽気なアクション映画です!
ただ、今の時期、観ると必ず陽気になれる爽快なアクション映画はそうないですよ。
イメージ的には「特攻Aチーム」の初期のようなお話。
キャラ設定もよーく似てます。


ここは80年代初頭のアメリカ。
インフレによる失業で国内は大混乱状態。
丁度、今の日本と瓜二つです。


ストーン(ジェームズ・ブローリン 下の写真参照)は
全財産を売り払い、ある仕事に賭けていた。
$それは、いつでもBだった

その為に失業中の仲間を3人を集めます。

男前だが生真面目なトニー(チック・ヴェネラ)、
$それは、いつでもBだった

黒人で保守派のロクニー(クリーヴォン・リトル)、
$それは、いつでもBだった

一番年少で銃さえ持った事の無いオタクのダン(ブルース・デイヴィソン)。
$それは、いつでもBだった
ちなみにダンは今ではTVや映画で一回ぐらいは観た事のある名わき役ですが、当時は新人です。
最近、有名な処では「X-MEN」シリーズのケリー上院議員といえば、ピンと来る人もいるでしょう。

ハッキリ言って、リーダーのストーンは人選能力ゼロ。
というのも、先ほどから話題のある仕事というのは・・・
コカイン密輸王のお金を強奪する大作戦
それを実行しようというのに、
くそ真面目な男ばかり集めてどうすんの?
とにかく銃を買いに行きます。

銃を売買をする農家のおっさんの役に、
クラシック映画ファンならお馴染みのアーネスト・ボーグナイン!!
もうこの人が出てくるだけでワクワクします。
下の写真の真ん中のオッサンです。
$それは、いつでもBだった
テレビ「エアウルフ」でも有名ですが、僕にとってはMr「ワイルドバンチ」!
アーネスト・ボーグナインの映画の話は多すぎるので、この辺にして・・・。

とにかく素人の集まりに呆れる農家のおっさん。
しかし、顔は恐いが、心は優しい彼は、銃の打ち方を教えて上げます。
処が、ここでメンバーが
殺しなんか聞いてなかったぜ!
そこでリーダー
一応、念のためだ
トニーを筆頭に他のメンバー
俺、帰るわ
そこでリーダー・ストーンは言います。
俺はこの作戦の為に家具も家も売った!帰る家も無いんだぞ!
今の映画なら「それはお前の勝手だ」と言いますが、
そこは80年代ですなぁ~、何故か納得。
皆で頑張ろうという事になります。

(なんで?)

さて、飛行機でコカイン王のいるメキシコ奥部に向かう4人。
飛行機を運転するのは超男前だがイカレポンチののマリオ・ブラザーズ
じゃあ、みんな、約束の時間に迎えにくるから、降りろ!
と言われても、本当に迎えにくるかどうか怪しい感じ。
$それは、いつでもBだった

しかも、降り方が荒い。
だってパラシュートで投下だよ。
帰りはちゃんと着陸地点で迎えにくるなら、行きもそうしたらいいのに・・・。
$それは、いつでもBだった

さてさて、ジャングルを抜けて、
コカイン王の大富豪セラーノ邸に侵入。
いざ、金庫を開けようとして、ビックリ!
金庫の番号が変わってます。
おいおい!どうすんの?」と狼狽えるロクニー。
しかしそこでリーダーシップ発揮のストーン。
任せておけ!セラーノを銃で脅して吐かせよう

僕ならこの時点でリーダーを殴ってます。

しかし、何度も言いますが、そこは80年代!
皆、何故か、納得。

(だから、なんで?)

$それは、いつでもBだった

あっさり、銃で脅して現金を手に入れて逃げる4人組。
しかし、追手は思ったよりしつこい!
馬で、車で、山を越え、谷を越え、川を越え、追跡して来ます!

$それは、いつでもBだった

遂にロクニーとトニーが捕まってしまいます。

ダン「リーダー!どうしよう
ストーン「ほっとけ!もう死んでるって

おいおい、リーダーシップどころか、人間としてどうなの?
しかし、一晩キャンプして考え直します。
何故?
その答えはやはり・・・80年代だから!

(だから、なんでなの?)

さあ、助けに行こうと思い、立ち上がったら
いきなり殴られます。
殴ったのはマリアーノ将軍(アンソニー・クイン)率いる愚連隊!

$それは、いつでもBだった

ちなみにアンソニー・クインは名優中の名優。
「ナバロンの要塞」「アラビアのロレンス 」「その男ゾルバ」「ノートルダムのせむし男」等々
まあ、古典映画の名作には大抵出て来ます。
シュワちゃんの「ラスト・アクション・ヒーロー 」の出演は嬉しかったなぁ~。
遺作はシルベスター・スタローンの「ザ・ボディガード」。

しかし、そんな大名優も、ここでは単なる飲んだくれのヨボヨボ爺さんという役柄。

大丈夫か?この映画と思うかもしれませんが、大丈夫!?
何故なら、80年代だから!

とにかくストーンとダンは将軍に、トニーとロクニーはコカイン王に捕まってしまいます。
さて、どうなる事やら!


ココまでで、映画の中盤。
ここから後はいつも通り、ご自分の目でご覧下されば幸いです。

一応、少し話すと規模はドンドン大きくなって来たり、厳ついマドンナも登場しますが、
テンポはずっとアップテンポのままなので、まったく飽きません!!
本当に面白いので、珍しくおすすめです!

$それは、いつでもBだった
ちなみに上の写真の右側のオッサンが「マチェーテ 」のダニー・トレホではないかという説がある。
確かに年代から言うとおかしくないし、似ている。
本当なら、名優がもう一人加わるワケだ。
ただ、僕は他人のそら似だと思うなぁ。
同じようなヒゲをはやせば大抵メキシコ人はあんな顔出し。
その真実はいかに!?




ここで少しお知らせ。
震災のため、ウチの商品が注文不可になっていたアマゾンですが、
どうも、昨日ぐらいから少しずつ復旧しているようです。
良かったら、一度、注文してみて下さいね!