出資馬・JRAレース結果(12/16) | ボロは明日の糧になる2018 (仮)

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本日は、【ノルマンディー】出資馬が勝ち星を”ひとつ”挙げてくれた。

(※以下、敬称略)

 

「重賞」挑戦組”3頭”はいづれもイイ結果を残せず。このうちアナザーリリック嬢(5歳牝)は、最低”16番人気”からの”7着”入着圏突入なので、津村騎手を褒めるべき。

他では「障害OP一般戦」に出走したアランデルくん(5歳セン)は”11番人気”の低評価ながら、積極策でゴール寸前まで粘りをみせて”勝ち負け”を演じたコトが立派。鞍上もなかなか騎乗数(年間60鞍程度)が稼げないなかで、渾身の走らせ方をみせてくれた。

 

・・・以上、土曜開催の纏めでした。

 

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出資・出走馬ごとの個別「短評」を述べると、、、

 


アナザーリリック嬢(5歳牝/津村/林徹)は後方待機策から直線で内めを捌いて伸びてきた。
 

前後半4Fで前半が0.9秒遅く、遅めの平均ペース。”前残り”の流れ。直線でなかなかクリアな進路を得られず、その都度捌きながら”入着圏”まで喰い込んでいる。数字上で”メンバー最速タイ”の上がり脚【33.7】を計時しているコトからも”脚力”を引き出せており、不向きな展開でよくココまで上がってきたと言える”走り”。
 

道中は”ラチ沿い”の最短距離を回し、直線の”終いの脚”に徹した鞍上・津村騎手も「本馬をよく理解している」走らせ方だった。

 

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ウインピクシス嬢(4歳牝/戸崎圭/上原博)は中団前寄りの外につけると、直線で全く追うシーンなく流れこんだ。

 

前後半4Fで前半が0.9秒遅く、遅めの平均ペース。”前残り”の流れ。本来は【芝9-10F】で良績を挙げているので、今回の【芝マイル】戦は走る前から「距離不足」が前提。だとしても、あまりにも何も出来なさ過ぎた。鞍上・戸崎圭騎手も”前”に行くわけでも”控える”わけでもナイ。”内”へ入れるわけでもなく、ただただ距離ロスの多い”外”を回し続けてジッと動かなかっただけ。

掲示板etc.で主戦・松岡騎手に対して「能力をひきだせていない」などと毎度”騎乗批判”ばかりしていた”馬券ファン”や”クラブ会員”。彼らが望んだ”乗替り”なのだから、理想の騎手や”走らせ方”とは違ってもさぞかし納得のいく「最下位」惨敗なのだろう。

 

うちは「本馬とのコンビ」という視点において、”主戦・松岡騎手”で問題ない認識。ノーザンF系や社台系クラブと異なり、リーディング上位騎手への乗替り依頼を(騎手側に)なかなか快諾してもらえないクラブ。それだけに、ミスの頻度はそれなりに多くとも、(成績がわるくなっても)継続騎乗してくれる中堅騎手がありがたい存在。

 

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ヒップホップソウル嬢(3歳牝/横山武/木村哲)は中団後ろ寄りにつけて、直線は馬群を割って伸びてきた。
 

前後半4Fで前半が0.9秒遅く、遅めの平均ペース。”前残り”の流れ。「3歳1月」以来の【芝マイル】戦だったが、差しきるためにはキレ不足な印象。数字上で”メンバー4番目タイ”に速い上がり脚【33.9】を計時しているように、わるくはない瞬発力をみせているが、コレでもマイル戦ではキレが足りない。やはり、(同様に差しにいくにせよ)【芝10F】以上の「中長距離」戦でこそ”持ち味”が活きる認識。

走破時計【1.33.2】はマイル距離の自己ベスト更新。現状”マイル距離でできる走り”だけはみせてくれた。

 

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アランデルくん(5歳セン/中村将/大竹)は後方から道中で好位まで押し上げ、4角で早め抜け出しをみせるもゴール直前に差された。
 

スタートで外隣⑩(金子)に寄せられて後方からとなったが、逆回りコースのスタンド前で好位まで押し上げた判断。3角手前から早めに先頭に並びかけていく判断は、瞬発力勝負では劣勢の仔だけにどちらも良し。現にゴール寸前で差されているコトからも明らか。
 

今回は最終障害で”飛越ミス”こそ見られたものの、前につけて早めにペースを上げていく”積極策”(戦法)と”丁寧な飛越”を続けられれば、「障害OPクラス」の”一般戦”なら上位争いできるコトを示した。

 

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ビヨンドザヴァレー嬢(3歳牝/松山弘/橋口慎)は好位の内につけるも、直線で追い出す余力なく流れ込んだ。
 

前後半4Fで前半が0.3秒遅い平均ペース。上がり2つの”瞬発力”勝負。渋った【稍重】馬場になったが、道中でノメる様子もなく影響は少なかったハズ。同条件(同距離・同コース)の持ち時計すら走れておらず、終い2Fの”瞬発力”の差で置いてけぼりをくらった印象。直線の追い出しタイミングを過ぎてもまったく追っていないので、故障etc.を発症してなければいいが…。

 

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ヴェールクレール嬢(5歳牝/ドイル/高橋亮)は後方待機策から直線に向くと大外一気で追い込んできた。
 

前後半3Fで前半が0.4秒速い平均ペース。スプリント戦としてみればスローに近く、前残りの流れ。展開不向きで上位争いに加われなかったが、それは”差し・追込み脚質”の馬に纏わりつく宿命みたいなモノ。数字上で”メンバー最速”上がりの脚【33.9】を駆使して、ゴール前でなんとか「掲示板争い」に加わっており、持ち前の脚力だけは安定して繰り出せている。それでいて差し切れなかったり、勝ち負けに加われないのは、現級「1勝クラス」を卒業するには”足りない”からだろう。

既に「5歳12月」を迎える牝馬だけに、クラブ規定による”引退”時期は近い。機会があるとしても”残り1戦”くらいだろうが、出資者としてなんとか「2勝目」を挙げてもらいたい仔である。

 

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ディクレアブルーム嬢(3歳牝/吉田隼/辻野)は4頭並走の競り逃げから直線で伸びきれず、後続勢に呑み込まれた。
 

前後半3Fで前半が3.1秒速いハイペース。脚力上位の人気2頭を除け前崩れで、”後方勢”に有利な流れ。序盤で半馬身前にでて逃げ態勢を構築したのだが、内外から「3頭もさらに競ってきた」コトが誤算だった。内外から”圧”をかけられながらの”並走逃げ”では脚も溜まらず、直線で伸び脚がないのも理解できる話し。

前走の好走は前半3F【35.3】の遅い入りと、2番手につけた同クラブ馬が後続勢を抑え込んで、コチラを”可愛がってくれた”貢献が大きい。今回は【34.5】の入りと競り逃げでラクな競馬はできず、直線も容赦ない”後続の仕掛け”を喰らっているので大敗。本来なら良くて「入着争い」レベルの”脚力”なので、この結果にも頷ける。

 

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プリンスノットくん(3歳牡/吉田隼/奥村豊)は中団後ろ寄りにつけて、直線は外差しを狙うも伸びきれず。
 

前後半3Fで前半が0.6秒速い平均ペース。スプリント戦ではスローとも言え、前残りの流れ。渋った【重】馬場で時計が速くなり、流れに乗り切れないまま終えた印象。前走も同様だが【ダ6F】戦だと”スピードの優位性”をプラス材料として活かしきれないので、斤量減量騎手といった他の優位性がなければまともに戦えない。今回はさらに”芝並み”のスピードを求められる「馬場」状態。差しが利かなかったのも当然だろう。

基本的には【ダ7F】前後の距離で終いの脚を活かす策か、ハマりきらないなら小回り平坦コースの【ダ8.5F】で差し・追込み策を試してみるのも一考。”斤量減量”騎手かつ”良馬場”前提の小回り平坦コースで【ダ5-6F】戦もわるくないが、前走をみてもハマる印象はナイ。

 

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アンドアイラヴハー嬢(2歳牝/ルメール/田村康)は先行策から直線で抜け出してくるも、ゴール前で後続に差された。
 

前後半4Fで前半が1.6秒速いハイペース。ペースはキツイが3角手前から4角まで遅いラップを刻んで息を入れ、上がり2つの瞬発力勝負となったので”前残り”も可能に。勝てなかったものの、前付けから”メンバー3番目タイ”の速い上がり脚【35.5】を駆使できているので”脚力”を発揮できなかったわけではナイ。

それだけ勝ち馬⑤(石橋脩)の仕掛けタイミングが素晴らしく、3角で他馬が押し上げていくトコロであえて動かず、本馬の後ろで我慢。直線入口から仕掛けてゴール板でキッチリ差し切るのだから、勝ち馬⑤の鞍上判断が絶妙だった。

 

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ウインベルレーヌ嬢(2歳牝/松岡/宗像)は中団の外につけて、直線大外から伸びきれず。
 

前後半4Fで前半が2.8秒遅いスローペース。残り5Fから持続力勝負なので、好位・中団勢に有利な流れ。3~4角は前を射程圏に入れつつイイ感じの走りにみえたが、直線に向いて余力は残っていなかった。

”走らせ方”はわるくないが、腰に力が付ききっていない現状。坂がナイもしくは緩やかな斜度で、直線の長いコースが脚力を発揮しやすそう。

 

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トワイライトサーガ嬢(2歳牝/佐賀・飛田愛/佐賀・山田徹)は先行策から3~4角半ばで先頭に立ち、そのまま後続を突き放した。
 

時計の出やすい【不良】馬場とはいえ自己ベスト【1.29.6】を叩き出し、2着以下に”4馬身差”をつける快勝。数字上で”メンバー最速”上がりの脚【38.6】をも計時しており、近走の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような通算”2勝目”だった。ただし、今回の相手メンバー構成は”かなり軽かった”コトも事実。中間のクラブ公式コメントでも同様の記述がみられ、”順当勝ち”とも言える。

なぜ同条件(不良馬場)の2走前と”3.0秒”も走破タイムが違うのだろうか。鞍上の”手腕”の差は少なからずあるものの、(私見では)「陣営」の”馬体の仕上げ”が大きく寄与している印象をもつ。

実際に「今回は負けられない一戦」というコトで、馬体重”471kg”(前走比-11)とかなり絞ってきた。「2歳9月」のデビュー戦が”466kg”で、約3ヶ月半で”6戦”して前走が最多となる”482kg”。その間「466→472→481→478→482→471kg」と推移。馬体重【480kg台】でも好走はしているが勝ちきれないトコロと、今回471kgで圧勝と自己ベストタイム更新から、馬体を”絞りきらず”に出走させていたと言える。

もちろん、ギチギチに絞りあげ、”完全な仕上げ”で出走させると”反動”がでやすく、レース後は再調整のために”レース間隔”を開けねばならなくなる。それでは地方競馬所属馬にありがちな出走ローテ(2走/月)を維持できないので、勝負レース以外は「陣営」があえて”緩い仕上げ”で出走させているコトも承知している。
※本馬も上述の通り、約3ヶ月半で6走。ほぼ”2走/月”ペースで臨戦。

 

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※ぽいぽいプリンさま、ご提供。
オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪