出資馬・JRAレース結果(12/24) | ボロは明日の糧になる2018 (仮)

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本日は、【シルク】出資馬が勝ち星を”ふたつ”【社台RH】出資馬”ひとつ”合計”3勝”を挙げてくれた。

(※以下、敬称略)

 

「G1レース」出走馬は2頭ともに”本来の脚力”を引き出せず、残念な結果に。

 

だが、アドマイヤラクティの半妹セントカメリア嬢(4歳牝)が兄譲りの”追込み”を決めて「OPクラス」入りを果たす。出資馬ステイフーリッシュくんの半妹マラキナイア嬢(3歳牝)が直線で差し抜けて「3勝クラス」に昇級。出資馬ジュディッタ嬢の半弟インテルメディオくん(2歳牡)が直線で粘り腰をみせて突き放し「2歳未勝利クラス」を脱出。この条件クラス3頭が”勝利”を飾った。

 

騎手でみると、出資馬騎乗で”2勝”を挙げた北村友騎手の冷静な”立ち回り”が目についた一日。逆に、2頭で競りながら”大逃げ”暴走をみせた吉田隼・長岡の両騎手には落胆するばかりだった。

 

・・・以上、日曜開催の纏めでした。

 

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出資・出走馬ごとの個別「短評」を述べると、、、

 


スルーセブンシーズ嬢(5歳牝/池添学/尾関)は後方待機策から好位まで押し上げるも、直線で伸び脚を欠いて後方に沈む。
 

(最初の0.5Fを除き)前後半4Fで前半が0.7秒速い平均ペース。スタートのゼロ加速分を加えれば、スローで前残りの流れ。端的に敗因を言えば、道中の中盤まで”折り合い”を欠き続けたコト。序盤の3角からスタンド前で抑えきれず、後方から中団まで上昇。そこから向正面までも断続的に折り合いを欠いて、好位6番手まで上昇。これでは”脚”が溜まりきらず、余計な消耗をするばかりだった。

折り合って押し上げるならまだしも、”折り合い”を欠きながらの押し上げでは「国内G1タイトル」をもつメンバー相手に勝負にならない。外枠を引いたコトで前方に”馬壁”をつくるコトもできず、同クラブ馬⑬(ムーア)には「被せるな」と外へ弾かれる始末。本馬の”良さ”をひとつもみせるコトなく、走り終えてしまったレースに映った。


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ソールオリエンスくん(3歳牡/川田/手塚)は後方待機策から内を立ち回り、直線も内めを捌きながら伸びてきた。
 

(最初の0.5Fを除き)前後半4Fで前半が0.7秒速い平均ペース。スタートのゼロ加速分を加えれば、スローで前残りの流れ。スタートの出がわるくて中団後ろ寄り位置となり、内めを立ち回るも他馬が馬壁となり押し上げていくコトができず、直線入口で後方位置。直線の残り1F棒過ぎ、1頭分の隙間を見つけて馬群の間を割って伸びかけたトコロで、⑪⑫に挟まれて行き場がなくなり急ブレーキの不利。そこから内へ切り替えて再度伸び始めるも時すでに遅く、「入着争い」が関の山だった。

数字上で”メンバー4番目”に速い上がり脚【34.8】を計時。パッチンされる不利がなければもう少し時計は詰めていただろうが、”勝ち負け”に影響が出る程ではなく「完敗」の内容。

中間のコメントで鞍上・川田騎手が「来年はもっと良くなりそう」と述べていたように、”将来性”のリップサービスがでてくると”勝負気配は薄い”ケースが多いのだが、その通りの”着拾い”レースとなった。


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ウインスノーライトくん(3歳牡/長岡/杉山晴)は大逃げ馬の直後でマークする形となったが、直線半ばで力尽きてブービー入線。
 

前後半4Fで前半が2.0秒速いハイペース。中団・後方勢に有利な流れ。瞬発力で見劣る仔だけに、4角で先頭並走が好走の形。大逃げ馬①(吉田隼)にプレッシャーをかけつつ、直線入口で並びかけて抜け出したが、コチラも余力が少なく残り【1F】棒手前で後続勢に一気に呑み込まれた。

さすがに道中のペースが速すぎた印象。ひらすら①について回ったので脚も溜まらず、残り【2F→1F】で【13.1】もラップを要するバテ加減。こちらは2番手の外を追走して”控える”選択肢も取れただけに、鞍上・長岡騎手は強気に乗り過ぎた。レースでの”凡プレー”(ポカ)が多いから年間10勝前後に留まっているのだが、本馬に関して言えば”直近3走”は上手く乗っていただけに、”昇級戦”となるココで騎乗ミスが出たかと呆れる感じ。

大逃げにでた出資馬①(吉田隼)の鞍上にも言えるコトだが、(大敗するにしても)もう少し出資会員を納得させる騎乗をみせてもらいたいモノである。


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セントカメリア嬢(4歳牝/北村友/高野)は後方待機策にでて、直線大外に持ち出すと抜群の伸び脚をみせて快勝。
 

前後半4Fで前半が2.0秒速いハイペース。中団・後方勢に有利な流れ。逃げる2頭と離されていても3番手集団の後ろで「押し上げに脚を使わせなかった」トコロが鞍上の好プレー。馬群の後ろで追い上げの流れに乗り、直線に向いてから大外一気の伸び脚で突き抜けた。数字上でも”メンバー最速”の上がり脚【33.8】を計時しており、タフなペースになって”終いの脚”が一層際立った印象。

本来はタフなペースで終いの脚を活かす形が理想形。条件クラスではペースが遅くてなかなかハマらないレースが続いていたが、2走前の同条件(同コース・同距離)がハイペースでハマリかけたレース。今回は大逃げ馬を追いかける展開になったが、タフで前崩れペースには違いなく、本馬の得意な展開にピッタリとハマるレースとなった。

「OPクラス」に昇級すると”前”も止まりづらくなるだろうが、今後も”終いの脚”を利かす形を磨いてもらいたい仔である。


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ラリュエル嬢(4歳牝/吉田隼/矢作)はスタートから主張して2頭の競り逃げとなり、直線早々に力尽きて最下位入線。
 

前後半4Fで前半が2.0秒速いハイペース。中団・後方勢に有利な流れ。前付けからの粘り腰が得意形とはいえ、3番手以下を10馬身以上ちぎる”大逃げ”は未知の戦法。しかも1番人気馬⑦(長岡)と消耗する”競り逃げ”では、3角から押しながら先頭をキープする”苦しい走り”になるのも頷ける。直線では残り【1.5F】手前で早々に息切れとなり、ブービー馬からも大きく離された”13着”最下位入線の体たらく。

いくら主張しやすい最内枠とはいえ「絶対に逃げなければ好走できない仔…ではナイ」だけに、鞍上・吉田隼騎手の”無謀な騎乗”と言える。仮に「譲って控えると、今後のレースで鞍上が逃げをうった際に他馬に絡まれやすくなるから突っ張った」のならば、「それは他の逃げ馬でやってくれ」というダケの話し。2走前、津村騎手が2番手で巧く走らせてくれただけに、吉田隼騎手の”立ち回り”のヒドさが際立ったレースになった。


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ウインミニヨン嬢(5歳牝/西村淳/長谷川)は中団待機策で、直線もジワジワ差し伸びてきた。
 

前後半4Fで前半が2.2秒遅いスローペース。上がり3つの”瞬発力”勝負。道中は中団馬群の中で圧倒的1番人気馬⑥(北村友)の背後をマークするように付いて回り、直線に向いて6番手争いからジワジワ伸びて、残り1F棒で5頭による3番手争いの一角を演じた本馬。数字上で”メンバー5番目タイ”の上がり脚【33.5】を計時したように、抜群にキレたわけではないが”粘り強く伸び続けた”コトがわかる。

終わってみれば、3着馬から”クビ+ハナ差”の僅差”5着”掲示板ではあったが、(12頭立て)”9番人気”、人気薄の立場で”3着争い”を演じて「掲示板」確保なら、十分すぎる好走。今年”11走目”(月1走ペース)を走りきり、6度目の掲示板に突入して「賞金(+手当)」を咥えて戻ってきた。

尚、今年11戦0勝。(2着1回・3着1回を含む)掲示板6回。入着4回。(完走手当のみとなる)着外は1度きり。1度も勝てなかったものの、既に底をみせている”5歳牝馬”としては立派過ぎる「堅実走り」だった。


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マラキナイア嬢(3歳牝/北村友/吉岡)は中団前寄りの外につけて、直線残り2Fから追い出すとスパッと差し抜けた。
 

前後半4Fで前半が2.2秒遅いスローペース。上がり3つの”瞬発力”勝負。前4頭の主導権争いには関わらずに控えて中団前寄り5番手の追走。それでもラップは中だるみでペースが遅かったので、”後方”ではなく”中団”位置で立ち回ったのは鞍上の好プレー。加えてペースの上がりだした3~4角でムリして先頭に並びかけに行かず、直線に向いてから内回りコースとの合流点(残り2F)まで”追い出しを我慢した”トコロも冷静な騎乗だった。

鞍上がほぼ完ぺきなエスコートをみせたので本馬も脚がたっぷり溜まっており、数字上で”メンバー3番目タイ”の速い上がり脚【33.3】を計時。人馬ともにお見事と言える好内容。これでひとつ年上の半姉・出資馬ラリュエル嬢(4歳牝/矢作)に続いて、「3勝クラス」昇級を果たした。


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インテルメディオくん(2歳牡/マーカンド/栗田徹)は前付けから好位に控え、3角から進出すると直線で粘り腰をみせて後続を突き放した。
 

前後半4Fで前半が1.6秒速いハイペース。好位・中団勢に有利な流れ。直線入口で対抗2番人気馬⑫(ルメール)が外から並びかけてきた際は”手応え劣勢”に映ったが、直線の追い比べでは並ばせずに残り【0.5F】から逆に突き放す強い「内容」。数字上でも、”勝ち負け”がついてから追い込んできた2着馬②(ムルザバエフ)と同じ”メンバー最速タイ”の上がり脚【38.5】を計時。上位人気3頭が”前寄り”にいたコトもあるが、3~4角で5番手以内まで押し上げていなければ、”勝ち負け”には絡めないタフなレースだった。

鞍上・マーカンド騎手は、序盤の先行争いで2番手の外につけたが、3番人気馬⑧(横山武)がカカリながら競りかけてくる形になったので、ムリせず控えて好位3~4番手の外で脚を溜めたトコロが好プレー。ただし、ゴール前で苦しくなったのか、5~6頭分くらい「外へ急激に斜行」したトコロはいただけない。既に⑫を2馬身突き放していたので大事には至らなかった、接戦が続いていれば「なにかしらの”斜行”制裁」が取られていたケース。「内容」は完勝でも、若駒らしい「課題」をみせた危うい勝利。

 

 

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※ぽいぽいプリンさま、ご提供。
オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪