あーーやばい!!ノリに乗って来てしまった!!
アリーと蓮の絡みを書くのが楽しすぎる!!(笑)
ちょっとハイスピードで書き過ぎてる風月であります!!
妄想暴走中ー!!もちろん目指すはこんな話でも蓮キョのハピエンです♪

しばらくはアリーばっかりですけどね☆それも後でどうなっていくのかお楽しみにー!!

多分、このお話まで公開しておけば読者のみなさんも安心して今後の話を読めるはずーー!!

そして今気づいた!!一話目のタイトル間違えて君のかけらのかけらがカタカナ表記になってた!!
後で訂正しておきまーす☆

ではではどうぞ、おたのしみくださいませー!!


*****



君のかけら 3


とても穏やかな気持ちで朝を迎えた。
こんな朝はどれくらいぶりだろう?
心が暖かくて安心して、もっとずっと浸っていたい。

ーーー起きたく…ないな。

らしくもないことを思わず思って、蓮はクスリと笑みが漏れた。
世の中には赤の他人でもびっくりするほど似ている人が3人いるという。
国を超えた彼女のそっくりさん。
だけど、アリーとして愛しているのか、キョーコの代わりとして愛してしまったのかわからなかった。
それでも、穏やかなこの気持ちと幸福感は言葉では言い表せない。

ーーーやっと…手に入れた。

そう思わずにはいられなかった。

寝顔を見るため、少し身を引こうとすれば、まだ裸のままの彼女が寂しいのか身じろぎして胸に擦り寄ってくる。
その姿も堪らなく愛しくて、朝だというのにまた味わいたくなってしまう。

愛しくて堪らず、蓮はアリーに腕枕をしているのとは反対側の手でそっと、アリーの前髪を掻き上げた。
すると気持ち良さそうな顔で掻き揚げられた髪につられるように可愛らしい寝顔が蓮を見上げてきた。
目を閉じていたら、目の色がわからず本当にキョーコの生き写しのようだ。
キョーコが生まれたままの姿で腕の中にいるようで心が震えた。

アリーをギュウッと抱きしめ、思わず耳元で小さく囁いていた。

「キョーコ…!!」

「…る…ぁ…さん……」

ーーー ーーーーーーー?!?!

一瞬「敦賀さん」と返事が返ってきたかと思ってビックリしたが、どうやらその後もむにゃむにゃ意味がわからない言葉を言っており、ただの寝言だということがわかってがっかりしてしまった。

本当にそっくりすぎて、錯覚してしまう。
今腕の中にいるのはアリーで、キョーコではない。似ているが…違うとはっきり言える。瞳の色も違うし、アリーは日本語を話さないし、蓮のこともほとんど知らない。性格も違うし、口調だってキョーコにしては砕け過ぎている。

ーーーこんなに似ているのに…。

キョーコではない。
だけど、キョーコではないとわかっていても、何故かアリーを手放す気にはなれなかった。

ずっとアリーの寝顔を見つめていると、ピクリとアリーが眉間に皺を寄せて『むーーー』と言いながら、眠そうな瞼が少し持ち上げられた。

『おはよう。アリー』

『んー。おはよう…………っ?!』

最初は寝ぼけて返事を返したアリーだが、段々と覚醒して男の腕の中にいることがわかりハッとした。

バッバッバッバッと寝起きとは思えないほど素早い動きで今自分が置かれている現状を確認しようと、物凄い形相でホテルの壁、天井、床、テーブル、枕元を確認して、恐る恐る布団の中を覗き見て裸であることを認識して、そうして最後に蓮の顔を見上げた。

「ん?」

優しく蕩けるような甘いマスクで見つめれば、その口がふよふよと動いて叫び出しそうな予感をいち早く感じ取った。
蓮はアリーの叫び声を阻止するため、そのままアリーの唇を塞いだ。

『んんんんんんーんん!!!!!』

ドンドンドンと胸板を叩いて抗議するアリーに、覆いかぶさるようにしてキスを繰り返すと、段々抵抗が弱まり、最後には抵抗していたはずのアリーの手は蓮の頭を抱き締めていた。

ちゅっと音を立てて、アリーから唇を離す。

『おはよう。アリー。』

『……おはよう。蓮…。』

そうして改めて挨拶を交わした。

『思い出した?』

蓮が問いかけると、アリーは恥ずかしそうに真っ赤になったまま布団に顔を隠し、コクンと頷いた。

『身体…いたくない?大丈夫?』

『痛い…。大丈夫じゃない。』

アリーの髪を掻き上げながら言うと、恨みがましい目で睨みつけながら文句を言われた。
思わず苦笑いをしてしまう。

『ごめんね。』

アリーはフルフルと首を振った。

『いいの。凄く恥ずかしかったけど、でも、嫌じゃなかったから…。』

『そっか…良かった。』

嬉しそうに微笑んで、アリーのコメカミにキスを送った。
そして蓮はそういえば…と口を開いた。

『ここ、傷があるね?縫った後がある。どうしたの?』

髪に隠れるような場所に少し傷が残っていた。

『あぁ、それね。覚えてないんだけど、私事故にあったらしくて…その時に…。』

『事故?覚えてないって…そういえば、ご両親のことも覚えてないって言ってたよね?もしかしてその時にご両親も一緒に?』

『ううん。覚えてないの。お医者様はよっぽど怖い事故だったんだろうって…。だから無理に思い出さない方が良いっていうの。』

『そうなんだ…。ごめん…。』

『いいの。私…ね、本当はその事故のせいで何も覚えてないんだ。』

『え?何もって?』

『ぜーーーんぶ。何もかも。自分の生まれも、育ちも、名前さえも…両親の顔も全然思い出せない。空っぽの人間なの…。』

『え?じゃあ、アリーって言うのは…?』

『その名前はね、もらったの。ジムの妹から…。』

『……え?』

蓮は意味がわからなくて困惑した。

『私が運ばれた病院ね、最初は小さいとこだったらしいんだけど、意識不明の重体で、手に負えないってことで大きな病院に移されたんだって。私は…その時、身分を証明するものもなんにも持ってなくて…。私のことがわかる人が誰もいなかったの。』

蓮は黙ってアリーの話に耳を傾けた。そうして震える身体を優しく抱き締めて、安心させるように髪を優しく梳いた。

『搬送された先の病院で、手術で一命を取り留めたのはいいんだけど…病院側も手に余ったらしくてね。誰も私を迎えに来ないし、そんな問い合わせも一切なかったって言うの。それで…とりあえずは病棟に入れられたんだけど、一緒の病室にいて仲良くなったのが、ジムの妹のアリーだったの。』

『え?それって…』

『アリーはとってもいい子でね、何にもわからない私に色々教えてくれたの。私…最初は言葉も理解できなかったけど、ちょっとずつ覚えて…楽しかった。』

『うん。』

懐かしむアリーの顔が美しく楽しそうで、蓮の顔も自然と綻ぶ。

『でも…アリーは長くなかったの。一緒に過ごせたのはたった1ヶ月にも満たない時間だった。』

『そう…なんだ。』

『ジムのお父さんは、その病院の経営をしていたの。でも忙しい人で中々お見舞いにも来れなくて…。だから多分、娘さんが寂しくないような配慮でしょうね?年が近かった私と同じ病室にしたの。ジムにはお兄さんが二人いてね、アリーと一番年が近いからか、毎日のようにお見舞いにきてたのがジムで…。だからジムとも自然と仲良くなって…。』

『うん。』

『名前がわからないって言ってたらね、ある日アリーが言うの。私の名前もらってって…。もう私には必要なくなるからって…。その時は意味がわからなかったの。私から見てアリーはとっても元気に見えたし、回復してると思ってたわ。でもアリーは自分の寿命があと僅かだってわかってたのよ。』

アリーが震えて泣き始めたので、蓮は宥めるように背中をさすった。

『そして、アリーは亡くなって……それでもアリーがいなくなってもジムは時間を見つけては毎日私の顔を見に病室に来てくれたの。誰も私に会いに来てくれる人なんて他にいなかったから嬉しくて…。』

『うん…』

『退院できるってなった時に、いく宛がなかった私のことをご両親に説得して家族としてとして迎えてくれたんだ。アリーの名前をもらったんだから俺の妹だよって…。』

『そうだったのか…。』

『それで、ジムが勤めてる会社アメリカでも大きな芸能事務所でね、叔父さんが経営してるらしいんだけど、アリー、モデルやってみないか?って誘われたの。ジムの妹も本当はモデルを目指してたから…だから私、やることにしたの。アリーの為に、アリーの夢を私が代わりに叶えようって…。』

『そう…だったんだ。』

蓮はアリーの額にキスをした。
ジムとの出会いと結びつきがわかり、少し納得した。
ジムに抱きしめられたことが怖くて酷く震えていたアリー。
キスも手を繋ぐことも本当は嫌なのだという。
怖いと思いながらも、助けてもらっている恩があるからか、怖くても多少は我慢しようと、平気なふりをしているのだ。
本当の自分が何者かわからず、いく宛がないから逃げようもない。怖くても耐えるしかないのだろう。

『だからね、私は他の誰でもない…アリーなの。』

覚悟を決めているのか、そう言って微笑むアリーが綺麗だと想う。そして同時に切なくもあった。
アリーの右手に蓮は左手を合わせる、そしてそのまま互いに握り込んだ。

本当はアリーにも元々の人生があったのだろう。アリーになる前の本来あるべきはずだった人生が…。
それがたった一つの事故で全て崩れてしまった。
何もかも失ってしまった。
本当に事故というものは恐ろしい。


蓮の脳裏にあの日のキョーコが乗った飛行機の事故が思い浮かんだ。

アリーをぎゅっと抱き締め、キョーコに思いを馳せる。

『俺も、事故で大切な人を失ったんだ。』

『まぁ、蓮…。』

同情や哀れみの含まれた戸惑う声でアリーが言った。
自分のことではないのに、蓮の痛みを自分のことのように心打たれているのも本当にキョーコにそっくりだ。

『君みたいに俺も全て忘れてしまえたらどんなに楽かとも思う…。大切な人を失った痛みは、自分の片腕を失ったようで…今も消えないんだ。』

悲しそうな顔をする蓮の頬を両手で包み込んだ。
下から覗き込むアリーの顔は本当にキョーコにそっくりで蓮の目に涙が溢れた。

『ごめん…。でも、君みたいに…記憶をなくしてでも、それでも何処かで生きててくれたらいいなって…でも、そうなったら、二度と彼女に会えないんだろうなって思うと…切なくて…。生きてて欲しい。そして本当は会いたい…会いたいんだ…。会いたくて…抱き締めたくて堪らないんだ…っ!』

蓮はやっとこの二年、ずっと秘めていた想いを口にした。
言葉に出す勇気はなかった。
会いたいなんて、言葉で言って叶うなら、何度だって声が枯れるまで繰り返しただろう。
だけど、言葉にするのは簡単で、難しかった。
言葉は会えない現実を再確認させるだけで、何も生み出さない。

だから、今まで言葉になんて出来なかった。

『蓮…蓮、元気だして。』

アリーはそっと、蓮の溢れる涙に手を伸ばした。
細い指がそっと蓮の涙を拭い、こぼれ落ちる涙を優しく唇で吸い取った。

アリーが蓮の頭をそっと胸に抱き寄せる。
蓮はされるがまま、アリーの胸に顔を埋めて力一杯抱き付いた。

『私が、貴方の大切な人だったら良かったのに…』

そう言って、少し淋しそうにアリーは蓮を抱き締めていた。



暫く無言の時が続いた。携帯が鳴り、蓮は慌てて電話に出た。

『蓮!!今どこにいるんだよ!!早くしないと撮影に遅れるぞ!!』

そんな社の言葉に時間を確認すれば、撮影開始まで1時間を切っていた。
マンションに迎えにきたのにもぬけの殻で慌てて連絡をしたのだという。
スタジオの場所を思い描いて、計算すれば、ここからなら30分以内に着けるだろうが、マンションまで戻る暇はない。今すぐ準備して出たらギリギリと言うところか…。

『アリー…ごめん。今すぐ行かなきゃ。』

『うん。蓮、話聞いてくれてありがとう。』

『また連絡するね。君は今日は何も予定ないよね?』

『うん。蓮とのCM以外はほとんど入ってないもの。』

『じゃあ、今日は、ジムには体調崩したってことにしてゆっくり休んで?』

『ええぇ?!日本の文化見て回りたいのに!!観光するのよ!!』

『まだ日にちあるだろ?…そうだ、今度一緒に出掛けようか。』

『え?本当に?!嬉しい!!侍見れる?!』

『んー。侍は…どうかな?』

日本=侍と言うイメージに少し笑ってしまった。
そういえば、日本にくる前は自分もそう思っていたな。と思い出す。

『ちゃんと服着れる?初めてだったから辛かっただろう?手伝おうか?』

『ん…多分、大丈夫。それより蓮!!時間は?いいの?』

『あ、そうだ!!ごめんね、いってくるよ。くれぐれも、無理しないでね。』

『はーい!蓮もね。気を付けて』

最後に名残惜しげなキスをして蓮はアリーの部屋を後にした。



「れーん!!良かった!!お前、何してるんだよぉ!!」

蓮の家まで迎えに行ってた社は蓮の携帯に連絡をいれてから、そのままタクシーで現場に向かい蓮の到着を待っていた。

「すみません!社さん、ちょっと気晴らしにドライブしてて…うっかりしてました。」

「ん?何か、雰囲気が違うな…柔かくなったっていうか…。」

「そ、そう…です…か?」

「うん。あれ?服も…昨日と一緒か?珍しいな…。」

「えぇ…ちょっと、昨日は帰宅したままドライブに…」

「寝てない…訳ないよな?そんな爽やかな顔して…は!!蓮!!お前まさか…!!」

探偵の如く色々と推理を始めた社から誤魔化したくて、蓮は無理矢理話を逸らした。

「そんなことより、時間…ないんじゃないですか?」

「はっ!!そうだった!!ってお前のせいだろ!!」

「そうですね。申し訳ありません。」

「全くお前は~!!」

二人は楽屋には寄らずまっすぐに急いでメイク室へと向かった。


蓮の撮影中、社は何と無く蓮のためにアリーのことを調べていた。
ゴム手袋をして、ノートパソコンで調べる。普段はパソコンなど持ち歩かないが、昨日の夜から色々と検索していたのだ。

しかし、どのサイトを見ても、アリーの詳しいプロフィールは皆無に等しい。
すべての記憶がないという理由を知っていれば当然のことなのだが、芸能界としても、人気が出るように素姓を隠すというのはよくある話なので、社もそれほど気にはならなかった。

ならばということで、社はジムのことを検索してみることにした。

するとそこで、ジムにはアリーという妹がいたことがわかり、二年前に重い病で亡くなっていたこともわかった。

ーーー二年前…。偶然…か…?

ジムの亡くなった妹と同じ名前を持つアリー…。

ちょうど蓮が撮影の休憩を挟んで戻ってきたので、社は蓮を呼んだ。

「あれ?珍しいですね。社さんがパソコンなんて…」

「いいからこれ!!これ見てみろ!!」

「何ですか?」

と言って覗き込み、蓮は固まった。

「二年…前?」

蓮の心臓がドクンと揺れた。

「アリーがキョーコちゃん…なんてことは……ない、よな。似てるからどうしてもそっちにこじつけたくなって…。やっぱり…。いや、すまん…。何でもない。」

社は声に出して後悔していた。
キョーコの名前を出した瞬間、蓮の目の色が変わった気がしたからだ。

深く考え込んでいるのか…蓮はピクリとも反応しなくなり、立ち上がったまま、何かを思案しているようだった。

ーーー二年前に消えた最上さん…。二年前に突然現れた最上さんと瓜二つのアリー…。

社と同じようにこじつけたいだけだろうか?それとももしかして…本当に?

本当の本当に、アリーが…全ての記憶を失ったキョーコなのだとしたら??

最初は言葉もわからなかったと言っていたアリー…。
日本語は…どうなのだろうか?アリーが話さないから最初から合わせて英語で話すようにしていたが、もしかしてアリーも話そうと思えば話せるのではないだろうか?

あの砕けた口調は、最初に教わったのがその口調だったから…それを真似ただけだったとしたら?

蓮の心臓がドクンドクンと動き始める。
もしかしたら、自分の都合のいいように解釈しようとしているだけなのかもしれない。
それでも、キョーコがやっぱり生きて戻ってきたのではないかと、思わずにはいられない。

もし、そうなら…もし、それが本当なら、運命を信じるだろう。そして二度と、キョーコを手放せない。

アリーがキョーコだと…最初から自分はわかっていたのではないか…そう、心の何処かで…。
だから、姿を見た瞬間心惹かれて、その瞳に歯止めが利かなくなってしまったのではないだろうか?

今までキョーコに雰囲気が似てると思う女の子がいたとしても、慰めにもならなかったというのに、何処か雰囲気が違うと思いながらも、キョーコにそっくりで…そんなアリーが欲しくて欲しくて堪らなくなったのは、本当はキョーコだから…なのだとしたら…?

ジムと二人っきりにするのが許せなかった。恋人同士ということに胸が痛んで、まだ関係を結んでないことに心の底から安堵した。

誰にも奪われたくない。誰にも渡したくない。

アリーに抱く感情は、キョーコへ抱いていた感情とそっくりそのまま同じだった。

「アリーが…最上さんだとしたら…」

自分の感情に全て説明がつく。
だけど、それは蓮の都合のいい解釈かもしれないのもまた事実だった。

「確かめなきゃ…」

本当に、アリーは外国人なのだろうか?
アリーは…本当はキョーコなのではないだろうか?

キョーコであって欲しい…。そしたらもう二度と離さないと心の底から誓えるんだ。

「それにしても、なーんか、ジムってお前に似てるよなー。」

「…え?」

「美形だし、背高いし、アリーとの仲を何か見せつけるようにしょっちゅうキスしたりして、周りの男を牽制してるだろ?俺は密かにお前がキョーコちゃんと付き合うことになったらしそうだなって思ってたんだよ。って…あ。」

社は自分に驚いていた。ここ二年前、あの事故があってから、蓮の前ではキョーコの名前は出さないように気を付けていたのに、今は平気で口にしていた。
あたかもキョーコが戻ってきたかのようなそんな気分になってしまったのかもしれない。
しかし、これはマズイ。非常にマズイ事態だ。

アリーの蓮への態度をみればキョーコではないのは明白だ。ましてやアリーにはジムという恋人がいるのだ。

いくらキョーコに似てるからと言って、今幸せの真っ只中にいる二人の仲を引き裂いていいはずがない。
キョーコかもしれないなら、今の蓮はそれだけでジムからアリーを引き離そうとするだろう。敦賀蓮をマネージメントする立場にいる社は無責任なことを言ってしまったと後悔して、慌てて話題を変えようとしたが遅かった。

蓮は社の目の前で急いで携帯を取り出すと、すぐに電話を掛け始めた。

また三回のコール音でアリーが出た。

「蓮?」

「アリー…今夜、逢えるかな?」

蓮は、真相を確かめるべくアリーに確認をとるのだった。


(続く)


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あは☆やっぱりこの話はある程度わかって読んでもらわないと蓮キョスキーな皆さんには楽しんで頂けないお話ですよね?
何人かの方からは風月のシナリオをもう既に読まれて理解されてるようです☆
ここまで書けば何となく皆さんにも風月の頭の中覗けました?(笑)


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