07年の違法駐車300万件


2008年4月16日MNSニュースによると2007年の1年間の違法駐車は、住民のマナーによるのかそれとも駐車設備の数?それとも違反取り締まりの頻度?なのか人口・登録台数に比例しない結果となった。

違反金は一般財政に組み込まれているが、自治体の駐車場整備へ振り分けているのか疑問視される。

取り締りの頻度の多さで違反件数がを多くなっているようだ。

沖縄、奈良両警察は政令都市がある県より多い?????



◆07年1年間の二輪車と四輪車を含めた違法な可能性のある放置駐車の確認標章取付総数の都道府県内訳が、情報公開請求でわかった。

07年1年間の確認標章取付総数は296万7843件だった。全国で最も確認標章取付件数が多かったのは警視庁(東京都)の89万8949件。反対に最も少なかったのは山梨県警の821件だった。


違法駐車摘発の都道府県別格差は激しい。警視庁の摘発件数は全体の30%を占める。突出してるのは警視庁だけでなく、上位10警察で全国総数の87%(257万8974件)を占める。下記に上位15都道府県警察の取付件数を掲載した。


違法駐車の摘発は大都市圏ばかりに集中しているわけではない。10位以下の沖縄、奈良両警察は、政令指定都市を抱える広島、静岡、宮城各県警よりも1万件ほど摘発数が多い。人口や登録台数と違法駐車摘発は比例しない。


駐車対策を警察による取締りだけに頼り、自治体と地域が連携して駐車場整備を行っていない都道府県は違法駐車が増えるという実態が、都道府県別取付件数から読み取ることができる。


確認標章が取り付けられた車両の大半は、都道府県の一般会計に繰り入れられる放置違反金として納付されている。税収の落ち込みでどこも駐車対策費用の捻出には苦労しているが、放置違反金納付金は駐車対策に振り向けるなど環境整備に取り組まなければ、違法駐車摘発は“第二のガソリン税”となる恐れがある。


▼確認標章取付件数上位10警察
1:警視庁 89万8949件
2:大阪  49万9187件
3:神奈川 27万7974件
4:愛知  22万7974件
5:千葉  14万1114件
6:兵庫  12万3023件
7:北海道 11万9058件
8:京都  10万9058件
9:埼玉  9万6282件
10:福岡  8万5468件
11:沖縄  3万4424件
12:奈良  3万3909件
13:広島  2万6834件
14:静岡  2万2972件
15:宮城  2万2972件