釈迦に説法-ビオラ
本年度、所属するロータリークラブで25日に市内の小学6年生800人を対象に、クラシックを聞いてもらおうと企画しておりますが、今日3日の読売新聞社説に、次のような記事があった。我々の企画もこんな不景気の中では少しは教育、社会奉仕に役立つのだろう。




『全盲のピアニスト辻井伸行さんが米国のバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した。


点字の楽譜を使わず、右手と左手の部分をそれぞれ別々に録音した演奏を聴いて、曲を覚えたという。


独自の努力に裏打ちされた才能あふれる演奏は、会場の聴衆を魅了した。近年は、若手の音楽家が海外のコンクールに次々と挑戦し、優秀な成績をおさめている。そうした人材が日本のオーケストラに入団し、日本の音楽界のレベルアップにもつながっている。


しかし、不況の中でクラシック音楽界をめぐる状況は厳しい。大手スポンサーのいない自主運営のオーケストラでは、法人会員の企業が次々と寄付を打ち切り、運営資金が削減されている。地方自治体が出資しているオーケストラも、財政難の中で助成金がカットされる例も少なくない。


音楽界の側にも、堅苦しいと敬遠されがちなクラシック音楽の魅力を広く伝えファンの裾野を広げていく努力が不可欠だ。


 子供たちが楽器に触れる機会を設けているオーケストラや、主催者の協力を得てリハーサルを公開している音楽ホールもある。


毎年東京や金沢などで開催されている〈ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭〉は、今春約80万人の来場者を集めた。低料金で世界の著名な演奏家の名演を聴ける企画の成功は、クラシック音楽の潜在的なファンの広がりを示しており心強い。演奏家や愛好家も含めて関係者がお互いに知恵を出して、日本の音楽文化を育ててもらいたい。


http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20091103-OYT1T00119.htm