分かってたことだけど。


「まだ若いのに、こんなに傷だらけで…かわいそう」

って言われた。


まぁこれだけの大病というか状況なら、そう感じる人は少なくないのかも。


私には聞き慣れた、一種の社交辞令みたいな会話。


でもこんな時、自分は何て返したらいいのか悩む。



そして…

何がどう「かわいそう」なのか?

年とったら「かわいそう」じゃなくなるのか?

じゃあ「かわいそう」じゃなくなる年齢っていくつ?

「かわいそう」の基準って何?傷の数?入院日数?


つまりは「傷物」って言いたいの?
いわゆる普通の、健康な人とは違うみたいな…線引き?



傷跡を気にするのに老いも若いも、男女も関係ない。

だって年とったら消えるってわけでもないし、
洋服で外見からは分からなくても、本人の身体・心、
見えないところにこそ深く刻まれているのが現実じゃないかと思うから。



仕事をしてた時、患者さんから

「手術跡が隠れる、傷が痛まないおしゃれなフィットネスウェアはないか?」

「お気に入りの膝丈のスカート履きたいんだけど、縫い跡はどれくらいになる?」

「福祉用具は色も形もいかにも、っていうものばかり。もっと普通の、違和感のないものない?」

等々、外見に関することは本当によく聞かれました。



自分自身、洋服を着るようになって色々試してみて、ネックレスもして、隠すメイクなんかも調べてみたけれど…

やっぱり一番気になる鎖骨からの縫い跡は隠しきれなくて、鏡を見るにもちょっと距離をおくクセができた。



みんな悪気があって言ってるんじゃないことくらい、頭ではよ~く分かってる。


でも…
自分の気持ちもどこか揺らいで卑屈になってる気がしてきて…
器の小さな自分を思い知る。

だからよけいに悔しい。



なんかごちゃごちゃになっちゃったケド


要するに

私はかわいそうでも何でもなく、どんな姿になっても「私」のまま、変わらないんだってことです☆