先日、大阪国際国立美術館「バベルの塔」展へ行ってきました。

今回を逃したら、次いつ本物を見ることができるかわからない・・・ だって今回でも24年ぶりの来日です!

もし、次も24年後なら・・と考えるだけで、これが最初で最後かも です。

 

バベルの塔 それは旧約聖書に出てくる塔です。

 

そのうちに彼らは言うようになった。「さあ、われわれは町を建て、頂きが展に届く塔を建て名を上げよう。われわれが全地に散らされるといけないから」

旧約聖書によると、彼らは天の恵みを忘れ、高慢になり、天に感謝するのではなく、自分達の名声にこだわり、天まで届く塔を建てることで

自分たちの力を誇示しようとしました。

 

天の恵みと守護があったからこそ繁栄した・・そのことを忘れてしまったのですね。

 

これは成功者に陥りがちのパターンです。 力を持つものは、感謝を忘れて過信してしまう

小さな世界でも普通にあることなんですよね。

例えば私が働いている会社でも。 偉くなればなるほど、力の誇示、権力の誇示に力を注ぎ、少しのことで「あいつ生意気や」的になり・・ 

感謝の気持ちを忘れていき、結果嫌われ、、、あんなに偉かったのに干されてしまった みたいなこともあります。

 

力を持てば持つほど、周りに感謝できているか、自分はその力に酔いしれていないかを気をつけなければいけないのですが、

人の自尊心というものは、良い方向にいくときもあれば、悪い方向にいくときもありますね。

 

バベルの塔展は、ほんっとによかったです! 行ってよかったー!と心から思いました。 素晴らしかった!

「奇想の画家」と言われるボスの絵も、たくさん展示されていました。 見る前は、好みではないなあと思っていたのですが

実際に、じっくりみると、なかなか面白くて、何を比喩しているのかな?メッセージ性が込められているところはどこかな?なんて

思いながら見たら、面白い!とっても面白い!と、存分に楽しみました。

もうお日にちが少ないけれど、もし行きたいなーっと思っていらっしゃるならば是非行って下さいね。