・・・あ。
のひと、だ。

友達と来たプール。海の近く。海に入ればいいのにね。
チキンな僕らはプールでのんびり。

あれ？　どっかで、見たことある。
・・・あ。
少し前、確かここで。
見かけた、きれいな人。

すっごくスタイルよくて。
しゅっとした顔で、笑顔がやさしそうで。
友達といたけど、女の人も一緒で（ちょっとジェラシー・・・）。
僕たちは野郎ばっかり3人できてたのに。
ナンパさえできないで、3人でふざけてて。

で、さ。
ビキニの女の子ばっかり、目で追ってるつもりでいたのに。
キュヒョンに言われるまで気付かなかったんだ。

「何でお前、あの人ばっかり見てんの？」って。

「え？　そんなこと、ねえよ」
「いや、ずっと見てんじゃん」
「そ、んな・・・わけ・・・」
「さっきからお前の目の前、巨乳ビキニが何人も通ってんだぜ？」
「うっ・・・そぉん・・・」
「なあ？」
隣にいたミノも首をカクカク振ってる。
「さっきミノがかわいい子に声かけられてたから！　そっち行ってくる。
　お前は？」
「え？　い、いく・・・」
「ってまだあっち見てんじゃねえか。お前はずーっとワニに乗ってな！」
え、ええー・・・。
って、思いながらも。

そう言われたら、もう。
その人しか、見えなくて。
泳がないのかな。ハーフパンツはいて、水に手をつけたりしてるけど。
なかなか、入ろうとしない。

あー、いいなあ。泳いでも、きっと。
かっこいいんだろうなあ。肌が濡れるの、見たい。
横顔を見てるだけじゃ、満足、できないよ。
こっち向いて。こっち向いてこっち向いて。

周りの人なんか全然、見えなくなっちゃった。
いっぱい人がいるのに、あの人だけ輝いて見える。
いいなあ、仲良くなりたい。
じっと、見つめてたら。
「ユノ！」
その声に、立ち上がる。
・・・ユノって、いうんだ。あのひと。

ユノ。
「んー？」
心の中でその名前をつぶやいたのと同時に。
そのひとは少し遅れて返事して、大きく伸びをする。
体のラインの、美しいこと。周りにいる人、誰もが、見惚れる。

ああああ。そんなに無防備な顔、しないで。
優しい、笑顔で。
思わず、照れる。鼻のあたりを、こすったら。
今朝ちょっと早く出てきたから、もうヒゲがうっすら・・・生えてる。

ま、いいんだ僕、男だし。

ああ、なんか。
やべえ。好きだ。
肩が、じりじり焼ける。

そのことを、認識したら、もっと。
夏の陽射しが。
熱く、感じられた。

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そして、この画像、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが。

りょうさま　より許可をいただき、お借りしましたあああ。

チャミがかわいかったんでつい・・・ｗ
りょうさま、ありがとうございます。

仲良し神起なんですが、このチャミの顔が、
なんか、片思い～な顔だったので、片思い設定にしちゃいました。

そしたら、あのかわいい歌を思い出したのです。
私が聞いたのはLONG VACATIONが歌う「シェリーに口付け」なんですが。
原曲ももちろんいいですよね☆