私のこれまでを書き綴るシリーズ。前回はこちら。
今日はちょっと暗い話なので、ごはん時には向きませんです。はい。


人生40年生きてきて、私にも壮絶な「闇期」がありました。
あまり思い出したくもないのですが、
20代後半からしばらくの間、精神的に病んでおりました。
気分的にしんどい時期が続き、
外出がつらいし、人に会うのがつらいし、
部屋のカーテンを開けることすらつらかったです。


24歳で新卒で精密機械メーカーに就職し、海外業務課に配属されてからは
海外出張がたくさん入り、とても忙しい日々でした。
実家を出てひとり暮らしを始め、お気に入りのモノに囲まれる生活をしていましたが
仕事もプライベートもだんだんキャパオーバーになってきて3年目で大幅に体調を崩し、
自律神経失調症と診断を受け、退職。
そこから癖みたいに治っては再発し、また治っては再発。
で、30代半ばまで、いろんな薬が手放せなかったし、
通算で5~6年くらいはもうほんとに何やってもだめでした。

いろんな仕事に挑戦しましたが続かず、
自分を責めながら妄想ばかりして過ごしておりました。

趣味で始めたパンづくりと、気の合う友人と始めたよさこいが心の拠り所。
でも、「人に会うのがつらい」と思っていた時期は、よさこいからも遠ざかっており、
パンをつくる気力もありませんでした。
実家の家族に会うのもしんどかったです。


こちらの記事で書いたことと関連しますが、
私は長年、万人に好かれたいと思っていました。
あらゆる成功を手に入れたいし、格好が悪い失敗も許されないし、
自分のステータスをあげたい。感謝されたい。
楽しいことだけしていたいし、なんなら苦労はしたくない。
かつ不自由なく暮らしていきたい。
そういう気持ちが長年自分を支配していました。

だからいろんな”苦労”が苦痛で、
思いと現実のギャップを受け入れることができず、
5年もの間悶々と過ごすことになりました。

多くのモノに囲まれた生活の中で、
よく思考停止に陥っていたのも、ちょうどこの頃でした。


つづく。