機動戦士ガンダム THE ORIGINを見てきました。
物語は、シャアがテキサスコロニーを出て、ジオンの士官学校に入る
所から始まるんですが、やっと1年戦争のシャアが垣間見れ始めました☆
冷静に物事を判断し、目的の為なら非情に徹する。
内なる野望を秘めた貴公子が行動する。
その行動に周囲もシャアの実力を認め始め、徐々にその魅力に魅了され始める。
それは同級生だけではなく、敵であるザビ家の人間をも含めたものだ。
特にガルマはシャアという存在に心の拠り所を見つけていく。
そして、彼は文字通り仮面を被る。
その後の展開を予感させる描写も沢山あった。
訓練中にトラブルに見舞われ、
大の字になっているガルマをシャアが見下ろしているシーンが特に印象的だった。
今の所まだ人間ドラマが主で物語は展開して行くのですが、
ガルマって本当に愛されていたんだなーっていう事がよく分かる今回のお話でした。
何かに特化している訳でもない、
ザビ家の中ではあんまり印象の強い人間ではないものの、
皆に愛されるという才能を持っていて、それが何よりも強い。
そういう描写が凄く興味深い。
こういう存在が、安易な正義と悪の二元論で人は構成されていないという
事を暗に示唆しているんんじゃないかな?とか思ってしまった。
ガンダムは決してモビルスーツの格好よさだけで形成されている物語じゃないからな。
今後のガンダムシリーズの重要人物も多数登場する。
シリーズに当然の様に出て来ていたミノフスキー粒子の名前の由来になった
ミノフスキー博士がミノフスキー粒子について解説してくれたりしている。
あと、ドズル・ザビの妻=ミネバの母となるゼナが登場したりと、
今後、物語を形成するに当たり重要な人物の昔も描かれている。
特に、ゼナに関して放映中のユニコーンにおいても、
登場はしないが、他の物語の繋がりを作る人物でもある。
様々な物語の伏線を新たに作り出しているようにも見えるけれど、
そうやって、登場人物に深みを更に与えているというのは、
本当によく出来た物語だと思う。
既に続編の製作と、公開時期も決定しており、
また楽しみになりました☆
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