去る3月4日、京都立誠シネマにて、『劇場版 BiS誕生の詩』を観て来ました。

 

 

 

 

 

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BiSキャノンボールの続編的な立ち位置で制作された今作品。

 

 

 

 

前作は横浜アリーナでの解散ライブ前日から当日を

 

AV監督達がそれぞれのメンバーに密着し、ドキュメントを撮影するという手法で

 

行われました。

 

それに対して、今回は正統派(?)ドキュメントとしてメンバー選出の為の合宿を舞台に

 

撮影されたもの。

 

 

2016年7月7日、

 

BiS解散から丁度2年を経たこの日、突如発表された

 

「BiS再始動」

 

 

 

 

それと同時に新曲『BiSBiS』が動画サイトにアップロードされ、

 

9月にメンバー発掘オーディション、

 

その後11月には再デビューアルバム『Brand-new Idol Society2』

 

 

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のリリースまでが決定しているとアナウンスされた。

 

当初、この発掘オーディションの密着ドキュメントはスペースシャワーTVでのオンエアに留まる予定だったのだが、

 

監督のカンパニー松尾氏の希望により前回に引き続き、劇場版が決定した。

 

 

 

 

 

 

去る2016年9月1日、新生BiSへの加入希望者が集められ3泊4日の合宿が行われた。

 

3泊4日の行程はニコ生で24時間配信され、

 

ニコ生視聴者の投票ポイント1位の人間は無条件でメンバー入りなど、

 

多くの人間をリアルタイムに巻き込んだオーディションとなった。

 

合宿中に様々なゲームによってポイントが振り分けられ、

 

結果的にその合計ポイントによってメンバーが決まる。

 

次々に襲う罠(?)に果敢に立ち向かうメンバー候補者たち。

 

そして追い詰められた結果、徐々に明らかになる人間性。

 

果たして誰がメンバーとなるのか?(もう既に一般的には判明しているけど)

 

そして、結果発表の後に待つ更に衝撃的な発表とは?

 

 

 

衝撃的な事が次々に起こるパニック映画のような作品で、

 

各所に総合プロデューサー、渡辺淳之介の意図が所々に見え隠れするものでした。

 

というかコレ、渡辺氏が格好よく映る事を最大限に留意されているんじゃないか?

 

と錯覚させられそうな作品。

 

一例として、メンバーに酷い事してても、それを自分も体験する。

 

それを見て

 

「これをすれば視聴する側も妙な罪悪感を持たなくて済むって分かってる」

 

って思いました。

 

BiSのメンバーを選出しながらも、BiSをどうアピールするかを考えている。

 

見せ場を作る事も意識しているし、サプライズも忘れない。

 

そういう意味では、完全ドキュメントとは言えないのかも…。

 

この渡辺淳之介がBiSという存在には必要不可欠だという事を示された気分です。

 

 

あと、まぁ女子の涙が沢山映ります。

 

女の涙は最大の武器なんていう事を言われるが、

 

これ程不条理でありながら説得力のあるものはこの世には無い。

 

涙の原因は違えど、この涙によって登場人物に感情移入してしまう人は多いだろう。

 

最初のオーディション参加者のコメントでお気に入りを見つけて、

 

その人に感情移入して作品を見るというのが一番の良い楽しみ方だと思います。

 

 

本当に面白い作品でした。

 

前回のBiSキャノンボールよりも数倍濃いドキュメンタリーだったと思います。

 

また新しく作り出す為に新たな人材を発掘する。

 

横浜アリーナを嘗て一杯にしたグループを再編できるだけの人材を見出すには

 

ここまでやらなければならないのだ。

 

5日間のたった2時間。

 

あとの118時間には更に壮絶なドラマがあったに違いない。

 

それにも耐えた人たちの集まりであり、それに耐えられなければ

 

あれだけの人間の集まるステージに立たせるわけにはいかないのだ。

 

ステージの上でスポットを浴びて、

 

様々なものに耐えうる精神力と、感受性。

 

それでも自分はステージの上でやりたい事がある。

 

そんな人間だけが人に感動を与えられたり、笑顔を届けられたりするのだ。

 

すっげー不器用だし、一般的なアイドルとは全く違うものだと思う。

 

本来、この模様は表に出してはいけないものだけれど、

 

それを編集されているとは言え、衆目に晒すことでファンを増やす。

 

絶対的存在ではないという事を示すやり方の究極系。

 

アイドルが好きな人は絶対に見るといいです。

 

舞台挨拶の模様は次の記事で。

 

 

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