今思い返しても、ダークな気分になってしまう「不登校児童の集まるアニマルキャンプ」2023夏!
この不登校児という括りが曖昧なために本当に大変な集団が出来上がってしまったのです。
そもそも、不登校の理由なんて様々で、①ゲームや動画依存の昼夜逆転
②いじめや人間不信
③現実と夢世界の区別がつかない
④集団嫌い、協調性がない
⑤親の甘やかし
⑥完全主義や潔癖
などが、2つ以上の組み合わせである場合がほとんどなので、小集団で対応したいし無理矢理であろうとこんなめんどくさそうな集まりに参加するという行動をすごいと思うのです。
ところが、応募が思ったより多く、運営の人の中に「じゃ、まいっか人」がいて発達障害の子の割合が想定以上になってしまったのです。
発達障害だって「定型」や「程度」は定義しづらいのですが、それでも親が常識的であればあらかじめ情報も得られるのでグループ分けやメニュー決めがスムーズなのです。
問題は親が宇宙人である場合!
それも銀河系の外の宇宙人!!
ボランティアに入ってもらった夜に、スタッフみんな倒れ込むように布団に入る中、すんごいターボ音のドライヤーを30分以上使っての安眠妨害をした挙句、禁止しているオヤツの差し入れや神経質な馬をフラッシュ撮影、そして子どもにボールを持参させていた!!
バランスボールというサイズではないけれど、上から乗って陰部に刺激を与えることは出来るのでいろいろな意味で禁止していたのに! (見てまねる。見てショック。)
それを注意すると「なんでも普通という括りを作ろうとするあなたたちが間違っている❗️」とキレられ。
いやいや、私らそもそも普通じゃないし、不登校だって行きたいのに行けないのか?もう行きたくないではアプローチ違うし。
行きたくないなら行かなくてもいいと思うけれど、その分親が社会とか常識を教えないと。右に倣えである必要はないけれど、人をいたずらに傷つけるのはダメだとか。
少なくとも会話が成立するのでなければいきなり大人数を保護者無しでお預かりするのは難しいと募集時にうたってあったのだけど、会話が成立するからと言って話しが通るわけではないのは親の方だった。
とにかく私は初日からこの企画に参加したことを後悔し、本来の目的なんかどこかに行ってしまい、怪我や事故だけはないように1ヶ月を過ごしました。
参加する側は1週間と2週間選べます。
とにかく、ある親の破壊力が凄すぎて若いスタッフや大学生アルバイトは社会に出るのが怖くなったと言うほど。
でもその疲弊は運営側だけではなく子どもたちも感じていたのです。
今週、参加した子どの1人から手紙が届きました。
本人にも許可をいただき紹介します。
「キャンプ大変だったけど楽しかったです。
僕は、将来が不安でした。
学校でも意地悪されたりするのに、会社に入ったらもっといじめられると思ったからです。
だから大人になりたくないと思っていたのに体はどんどん大きくなってその不安で夜も寝られなくなりました。
でも馬に乗ると疲れて何も考えないですぐに寝れるようになりました。
馬は人間を乗せてくれるのでもっと疲れているのに優しくてすごいです。
でも嫌なこともありました。
ブルドーザーみたいなあの家族です。
僕は自分が正しいと思っても周りをけとばしてもいいわけではないと思います。
でも社会の中で自立ができなければ、あの家族のように国からお金をもらってもいいになると思いました。
ぼくはのろくてもなるべく早くできるようになりたい。
1時間で100円もらうより、1100円もらって時々は馬にごはんをあげられる人になりたい。
だから、ためになるかどうかわからないけれど学校に行くことにしました。
夏休みの宿題で作文があったので馬の話を書いたら、何くら乗ったのか聞いてきた女子がいて、それから他の友だちもできました。
夏休みにこんなことができたのは、たくさんの人からのきふがあったからだと聞きました。
大人になったらきふできる人になりたい。
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以下、機会があれば紹介します。
この子はすごく静かでほとんど会話もしなかったのですが、問題家族のアイスクリームの差し入れを拒否したのが印象的でした。 食べたくないはずはないのに。
その子のお母様が、週に5回学校に行くなんて夢みたいと言っていて、高校進学も諦めていたけれど、高専に挑戦したいと言ってると!?
やるじゃないですか〜。
まだ小学生なのに「去年の学年の通信教育うけたい」とちゃんとわかっている。
夏休み明けからの2ヶ月間で、生まれてから夏休みまでの会話量があると言うほど。
みんなが心をやられた毒毒ファミリーの存在もひとつはいいケミストリーを引き起こしてくれたんだなあと、一瞬だけ感謝。
嬉しいけれど無理はしないでね!!
でも、これから冬休みまで1日も休まず学校行けたら、猫のいる銭湯に連れて行く約束を電話でしました。
写真のトートバッグも買ってあげるよ!
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馬に乗る旅もおすすめです。
詳しくは2月開催の馬事公苑のホースメッセで!