日本で珈琲が一般的になったのは戦後で、40年位の短期間である。それまでは、お茶の文化が日常であった。 日本の珈琲文化が脚光を浴びたのは、ブルーボトルのジェームスフリーマンが「茶庭羽當」を紹介してからのわずか半年間である。
 それまでは、日本には喫茶店文化が根付いており日本人は珈琲豆そのものには、あまり興味がなかった。 コクテール堂の深入りエイジング豆を使用したネルドリップを飲んだことはないが、おおよその推察はできる。
 日本の喫茶店文化の根底には、現在のカフェチェーン店とは違い、川口葉子師匠のお言葉を借りれば「心安まる空間」「おいしいコーヒー」「控えめな店主」「粋なお客様」 が必要である。
*はじめの2項目はどこかのミッションでは?
 今月オープンする青瓶のスタッフさんにお願いしたいのですが、日本の喫茶店文化を忘れないでほしい。