やっとサーウエーブの黒船が青い旗をひっさげて日本に上陸した。
今を去ること145年前の米国で日本茶がアメリカ市場で中国茶に次いで市場を占めていた事実はあまり知られていない。
1870年代中国茶55%に対して日本茶は36%と2国合わせるとほぼ90%と事実上中国と日本でアメリカ市場を占めていた。
ところが1880年代から中国茶は停滞し始めて日本が1906年頃には市場のトップを占めるまでになった。
しかし、長くは続かなかった。
その頃からイギリス、インドおよびセイロン(現スリランカ)から安い紅茶が急速にアメリカ市場に進出して、約20%の市場を占めるようになった。
そしてアメリカ人の嗜好が緑茶から紅茶に転換し始めた。
それともう一つはコーヒーとの競争である。