少し成長・・・かな? | すぐそばにある宝物

すぐそばにある宝物

主婦、妻、母としての日々思う事を。



こんにちは。


今日はこちらも少し暖かくなるようです。


場所によっては3月中旬の陽気だとか。


春が近くなってきましたね。


今、雪降ってるけどとけるのかどうか?


雪かきに出るかやめるか、迷っていますw





先日、クラスの友達と喧嘩になったという息子。


学校であった事を、自分が都合悪い事であっても今のところ

いろいろと話してくれるのは、とてもありがたいです。


それで、どういう喧嘩になったのかというと。


友達と話すために机と机の間にいた息子、その時歩いて

きた子に「邪魔だ、どけ!」と命令口調で言われて

押された事に腹を立て。


「そんな言い方しなくてもいいだろ!」って、それからなんだ

かんだ言い合いになって、息子、その子を殴ってしまったとの事。


その時、息子が先に殴ったところだけを目撃したクラスの

女の子が「○○くん(喧嘩相手)は心臓が弱いんだから

守ってあげないといけないでしょ!何もしてないのに

殴ったらダメだよ!」と言って。


他の子も、状況を把握してない状態で、クラスの女の子が

言った事だけで”息子が何もしてない体の弱い相手を殴った”

という話になり、クラスの子数人から息子は散々言われて

しまった、との事。


性格的に、私に似ず活発な息子。


他にも活発な子は必ずいて、関わりの中でどちらも主導権を

握りたいから、ちょっとのきっかけでぶつかり合います。


なので喧嘩もよくあって、だから相手の子が腹立つとか、

そういう事ではなく、うちの息子が悪いって事もあるので、

また喧嘩やっちゃったのか、って思うんですけど・・・


どんな喧嘩であれ、相手を感情的に殴るというのは、

息子がよくないです。


日ごろ、誰と喧嘩になっても絶対に自分から手を出しちゃ

いけないと言ってはいますが、大抵はそれを守っている

ようですが、今回は守れなかった。


口下手なので、口でうまく言い返せない分手が出やすいのも

あるんですけど・・・orz


それで、今回自分が手を出してしまった、それはどうして

なのか・・・


いつものように、口でうまく言い返せなくてイライラした?


こういう話を聞くと私は息子にはもう少し冷静になるように

言ったり、言い返す方法を言ったり、いろいろとまた

言い聞かせ、息子も素直に「うん・・・」と聞いて、

話は終わるところなんですが。


今回はいつもと違った、息子なりの考えるものが

あったようで、「うん・・・」といつものように私の話を聞きつつ、

自分なりの筋道を通して考えていた事を口にしました。


息子が思っていた事は・・・



クラスにいる心臓の弱い子はたしかに心臓の手術をして

いたりして体が弱いけど、喧嘩になった原因とか何も

見てない人が”心臓が弱いという理由”だけで

全部相手ばかりかばってもいいのか。


そんな事が通るのなら、体が弱かったら何を言っても

やってもいい事になり、相手は調子に乗るだけだ。



そんな思いがあり、息子は相手に”体が弱いという事が

なんでもかんでもから守られる理由にはならない、

体の事と喧嘩になった事とは一緒にできない”

というのをわからせようと思っての事だったようでした。


そういうふうに、息子が自分の意見、考えのようなものを

口にするというのは、実質初めての事でした。




喧嘩、という事を自分の子、他の子関係なく客観視して。


どんな理由にせよ、殴ってしまったのはよくはない、

これは息子の悪いところなんだけど。


でも、息子の言ってる事、体が弱かったら何をやっても

言ってもいい事になるのはおかしい、そうだなとも思う。




おそらく、心臓の弱い子の事は、担任の先生からも、

「みんなで守ってあげよう、助けてあげよう」という話を、

クラスの中でされているのでしょう。


私も小、中学生時代、そうでしたから。


私は、そういうふうにクラスに言われるのは余計なお節介に

思ってしまっていましたが・・・


健康な子と私、区別されて扱われるのが嫌だったん

ですよね。


でも、普通に考えると、先生はクラスでその子を助け合い

ましょうっていう話にはなりますよね。


でも、その「守る、助ける」の意味は、同じ体が弱いとか

他の体が不自由な子でも、その弱い、不自由な事に

助けになるような事をみんなでしよう、という事であり。


喧嘩をかばうとか、ひいきするとか、そういう「守る、助ける」

ではないのよね。


(明らかにその弱い部分を狙って何かする、とかなら

また話は違ってきますけどね)


先生の話を単純に「なんでもかばってあげないと」って

思って聞いてしまうというのも、子供ならまだその違い

わからないのも仕方ないのかなというのも、あるけれど。


でも、息子が数人から1人で責められ、誰も息子に味方

してくれなかったのは、ちょっとかわいそうになって。


でも、息子は、その違いがわかってるから、さっき

みたいな事を言うのだろうなと思って。


息子も過去に足の捻挫や骨折で松葉杖生活2ヶ月とか

していた事もあり。


友達がランドセル持ってくれたりして助けてもらったり、

足が不自由でも普通に喧嘩したりして、そういうところで

置き換えて、違いを考えられたのかしら・・・




相手を殴ってしまった事については、相手が調子に

乗らないようにわからせようとするなら口で言えば済む

事なので、よくない事として注意をしましたが。


でも、筋道を立てて考える、言う事ができるようになって

きた事は嬉しく思い、そこは息子に「成長の証だよ」と

伝えました。


今度は殴ってわからせるという方法ではなく、少しずつ、

自分で筋道を立てて考えた事をその場で言えるように

なってくれるといいなと思います。