「あなたのことが心配です」
この言葉は、一見愛あふれる素敵な言葉に聞こえるかもしれませんが、逆です。真逆です。
「心配する」という言葉の裏には、「今のあなたは良くないです」「今のあなたのままでは今後良くないことが起きます」という、NOROIの意味が含まれています。
そもそも「良い」か「悪い」かは、その人の価値観により勝手に決められるものであり、絶対的なものではありません。
勝手に心配し勝手に「お前はダメだ」と認定するのは、とんでもなく失礼なことです。
言われた方は、それまで何も思ってもいなかったのに不安になり、不快な想いをするだけです。
この「勝手に心配」して「勝手にダメ出しする行為」は、そこら中で起きています。
学校の成績もしかり、姑からのお小言もしかり。
特に市町村の保健センターに呼ばれていく「乳幼児健診」なんて、まさにそうです。
そこまで子育てについて心配していないお母さんが、呼ばれたからと行ってみたら、あなたのお子さんは身長が小さいとか言葉が遅いとか、離乳食がどうとか今後何か起きるかもとか、色々と指摘され不安にさせられ、傷ついて帰って来るのをたくさん見て来ました。
でもそこで指摘されたことのほとんどは、何もしなくても特に何か起きるわけではなく、杞憂に終わるものばかりです。
そもそも、体の大きさやミルクや食事の量、体重身長や喋り出す時期など全ては、その子が自分で決めているとしか思えず、としたら周りの大人たちの役割は、その子の体の働きを信じる、その子の未来を信じる、その子の全てを信じる、ということじゃないかと思うのです。
それは「条件付きの信じる」ではなく、「無条件に信じる」ことです。
でもそれってなかなか難しいことです。
一生かけて会得していくものじゃないかなとも思うのです。
「本当の意味で信じる」ができなくても、それでも生きていけるのでそれでもいいとは思いますが、でも自分が勝手に心配されるととても不快なので、それを自分がしないようにとは心がけているところです。
だから、勝手に心配しないで下さいね〜
それって失礼ですよ〜 ^^;