いちじく

マルコによる福音書(11章12節〜)では、旅の途中イチジクの木を見つけた空腹のキリストがその木にまだ実がなっていないのに腹を立て、呪いの言葉を述べると翌日その木が枯れていた…(wikipedia)

また、イチジクは13世紀の第一次黒死病(ペスト)が広まった時には病原菌をイチジクが持ち込んだと悪者にされました。その後、14世紀の腺ペストの流行の時には医薬品に早変わりしれリンパ腺にイチジクの汁を塗布すると腫れが引いたと重宝されたと記録されています。

その後、英国ではイチジクは人の手の人差し指と中指の間に親指を入れる『侮辱の印』(アメリカの中指を突き上げると同じ)と同じにとらえられています。それでも英国では栽培し、古代ローマ人が強壮剤として食べたように英国人も食べています。

イチジクは野菜でも果物でも無く、花だそうです。しかし、受粉するのにイチジクの花が幼い時にイチジクコバチが卵を産み、幼虫が雌花と雄花を行き来して成長しイチジクは花が育ちます。イチジクの花はイチジクコバチを溶かす酵素を大量に出して無害化し、花の栄養にします。その為、イスラム教では食べません。

しかし、イチジクは免疫を高め、栄養素が豊富であるだけでなく、人間が消費する最も古い果物の1つです。 一部の研究者によると、リンゴではなくイブが摘んだのはこの果物でした。私たちが話している果物「イチジク」です。 イスラム教の聖典では、イチジク(アンジェール)はクワ科に属する「天国の果実」として言及されています。 とくに、乾燥したイチジクは新鮮なイチジクよりも有益で、喘息患者には空腹時に摂取することを強く勧めています。 イチジクは気管支喘息のコントロールに非常に効果的です。 効果的な結果を得るために、フェヌグリークの種子(フェヌグリーク - Wikipedia)と蜂蜜と一緒に一晩浸した後、2〜3イチジクを消費することを勧めます。 それらは粘膜に潤いを与え、喘息発作からの救済を与える過程で痰を排出すると言われています。
 

いちじくは、果物でも野菜でもありません。じゃあ何?

イチジク - Wikipedia

コバチ - Wikipedia

Fig wasp - Wikipedia

 

 

Nikhil More 2018/01/19 に公開