ネットより
手の腫れから挙げられるもの RS3PE症候群
臨床症状
本症の臨床的特徴は、
①急性発症、
②50歳以上の高齢発症、
③四肢の対称性関節炎、
④手背、足背の圧痕性浮腫である。
検査所見
- 赤沈亢進、CRPの上昇がみられる。
- 抗核抗体やリウマトイド因子(Rheumatoid Factor, RF)などの自己抗体は原則陰性である。
- 手のMRIでは皮下浮腫、滑膜炎、屈筋伸筋腱周囲の液体貯留などを認める。
http://www.hakatara.net/images/no14/14-8-1.pdf
リウマチ性多発筋痛症
リウマチ性多発筋痛症は、
50歳以上の高齢者に多く発症しピークは70~80歳とされています。
男女比は1:2から1:3で女性に多く、
病因は現在のところ不明です。
「リウマチ」という名前はついていますが、
関節リウマチとは別の病気です。
肩の痛みが最も頻度が多く(70-95%)、
次いで頚部・臀部(50-70%)、
大腿(太もも)の疼痛、こわばり感を認めます。
高齢者の方が、
「急に両腕が肩より上に挙げられなくなって
、両肩から上腕にかけてと太ももに筋肉痛がでてきた。
朝に顕著なこわばりが出るようになって、
着替えや寝返りがしにくい、
起き上がりにくく体が動かしにくくなった」
というのが最も多い症状です。
筋肉には圧痛があります。
発症は比較的急速で、
数日から数週間のうちに症状が出現して持続します。
「筋痛症」とありますが、
筋肉よりも肩関節の痛みが顕著に認められることが多いです。
こわばりはすべての患者さんで認め、
肩や臀部、大腿などに、
起床後最低30分は持続します。多くの場合、
このこわばりは体を動かさずにじっとしていると強くなります。
また、発熱、食欲不振、体重減少、倦怠感、うつ症状などを伴うこともあります。
覚え書き